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第28章 起動オプション
Red Hat Enterprise Linux インストールシステムには、管理者用の各種の機能とオプションが含まれています。起動オプションを使用するには、
boot:
プロンプト時に linux option
の形式で入力します。
グラフィカルな起動画面を表示するシステムで
boot:
プロンプトにアクセスするには、グラフィカルな起動画面が表示されている間に Esc キーを押します。
複数のオプションを指定する場合は、それらのオプションの間に空白を 1 つずつ入れます。例えば、以下のようになります。
linux option1 option2 option3
注記
Red Hat Enterprise Linux インストールおよびレスキューディスク は レスキューモード での起動またはインストールシステムのロードが可能です。レスキューディスクとレスキューモードについては 「レスキューモードでコンピューターを起動する」 を参照してください。
28.1. ブートメニューでインストールシステムを設定する
ブートメニューを使用すると以下のような各種の設定をインストールシステムに指定することができます。
- 言語
- ディスプレイの解像度
- インターフェースのタイプ
- インストール方法
- ネットワークの設定
28.1.1. 言語の指定
インストールプロセス、インストール完了後のシステムの両方に言語を設定するには、
lang
オプション使って目的言語の ISO コードを指定します。キーボードのレイアウトを設定するには keymap
オプションを使用します。
例えば、ISO コードの
el_GR
と gr
はギリシャ語とギリシャ語のキーボードレイアウトを識別するコードです。
linux lang=el_GR keymap=gr
28.1.2. インターフェースの設定
特定のディスプレイ解像度を使用するには、起動オプションとして
resolution=setting
を入力します。例えば、ディスプレイ解像度を 1024×768 に設定するには、以下を入力します。
linux resolution=1024x768
linux text
リモートディスプレイの転送を許可する場合は
display=ip:0
を使用します。ip の部分にはディスプレイを表示させるシステムの IP アドレスを入力します。
xhost +remotehostname
コマンドはディスプレイを表示させるシステムで実行してください。remotehostname には大元のディスプレイを実行しているホスト名を入力します。コマンド xhost +remotehostname
を使用すると、リモートのディスプレイターミナルへのアクセスが制限され、リモートアクセスが明確に許可されていないユーザーやシステムからのアクセスは許可されなくなります。
28.1.3. anaconda の更新
使用するインストールメディアで提供されているバージョンより新しい anaconda インストールプログラムを使って Red Hat Enterprise Linux をインストールすることができます。
起動オプション
linux updates
anaconda の更新を収納しているディスクイメージを要求するプロンプトを表示します。ネットワークインストールを実行中で、サーバー上の
rhupdates/
に更新イメージコンテンツをすでに配置している場合は、このオプションを指定する必要はありません。
重要
rhupdates
ディレクトリには anaconda の更新以外は収納しないでください。他のファイル (エラータ RPM など) を追加したり、多くのコンテンツを配置しすぎるとインストールが失敗する可能性があります。
ネットワーク上の場所から anaconda 更新をロードするには、以下を使用します。
linux updates=
この後に、更新が格納されている場所の URL を付けます。
28.1.4. インストール方法の指定
askmethod
オプションを指定すると、インストール方法やネットワーク設定を指定できる追加メニューが表示されます。また、boot:
プロンプトでもインストール方法やネットワーク設定を設定することができます。
表28.1 インストール方法
インストール方法 | オプションの形式 |
---|---|
DVD ドライブ | repo=cdrom:device |
ハードドライブ | repo=hd:device/path |
HTTP サーバー | repo=http://host/path |
HTTPS サーバー | repo=https://host/path |
FTP サーバー | repo=ftp://username:password@host/path |
NFS サーバー | repo=nfs:server:/path |
NFS サーバー上の ISO イメージ | repo=nfsiso:server:/path |
28.1.5. ネットワーク設定の指定
インストール中、ネットワークインターフェースが必要な場合は通常 anaconda でその設定が求められますが、
boot:
プロンプトでオプションを使ってネットワーク設定を指定することもできます。
ip
- システムの IP アドレスです。
netmask
- システムのネットマスクです。
gateway
- ネットワークゲートウェイの IP アドレスです。
dns
- DNS サーバーの IP アドレスです。
ksdevice
- これらの設定で使用するネットワークデバイスです。
ifname
- ネットワークデバイスに割り当てる名前です。この後にデバイスの MAC アドレスを付けます。
上記の各設定は単一インターフェースの設定であっても必要になります。
次の設定はオプションになります。
vlanid
- 指定ネットワークデバイス用の仮想の LAN ID 番号 (802.1q タグ) です。
nicdelay
- ネットワークの正常な動作を認識したら遅延を行わせるオプションです。このオプションを使用するとネットワークインターフェースが起動した後、ゲートウェイへの ping が正常に行えるまで、またはこのパラメーターで指定した秒数が経過するまでシステムはインストールの継続を待機します。リンクが実際に使用可能になる前に使用できると NIC が報告してしまうことでネットワークアクセスを必要とする動作 (キックスタートファイルのダウンロードなど) がすべて失敗してしまうような場合に役に立ちます。NetworkManager で定義されるように最大値は 30 です。これより大きい値を設定すると、このオプションは無視されます。
以下の例では
eth0
インターフェースに 192.168.1.10
の IP アドレスを使用するインストールシステムのネットワーク設定を指定しています。インターフェース名は primary
です。システムは 5 秒またはゲートウェイの ping に成功するまでインストールの継続を待機します。
linux ip=192.168.1.10 netmask=255.255.255.0 gateway=192.168.1.1 dns=192.168.1.3 ksdevice=eth0 ifname=primary:01:23:45:67:89:ab nicdelay=5
boot:
プロンプトでネットワーク設定とネットワークデバイスを指定した場合、インストールプロセスでは指定した設定が使用されるため ネットワーク構築デバイス と TCP/IP の設定 のダイアログは表示されません。
28.1.5.1. 結合インターフェースの設定
結合ネットワークインターフェースを設定する場合は
bond
オプションを使用します。 以下のようにして、 結合インターフェースへの名前付け、 結合するネットワーク接続の指定、 追加オプションの記載を行ないます。
linux bond=<bondname>:<bondslaves>:[:<options>]
例を示します。
linux bond=bond0:eth0,eth1:mode=active-backup,primary=eth1
利用可能なオプションのパラメーター一覧については 『Red Hat Enterprise Linux 6 導入ガイド』の 『カーネルモジュールでの作業』 の章に記載されています。
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