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32.9.2. ネットワークでキックスタートファイルを使用可能にする

キックスタートを使ったネットワークインストールにより、システム管理者はネットワーク上の多数のコンピューターに迅速かつ簡単に自動インストールできるため、多く利用されています。最も一般的な方法として、システム管理者は、ローカルネットワーク上の BOOTP/DHCP サーバーと NFS サーバー両方を利用します。BOOTP/DHCP サーバーを使用して、クライアントシステムにネットワーク情報を提供する一方で、実際にインストールで使うファイルは NFS サーバーにより提供されます。多くの場合、これらの 2 つのサーバーは同一の物理マシンで動作しますが、必ずしもそうする必要はありません。
使用している pxelinux.cfg/default ファイルの対象の append 行に ks カーネル起動オプションを含めて、使用しているネットワーク上でキックスタートファイルの場所を特定します。pxelinux.cfg/default ファイルの ks オプションの構文は、ブートプロンプトに使用する構文と同一です。構文の詳細については 「キックスタートインストールの開始」を、append 行の例は 例32.1「pxelinux.cfg/default ファイルでの ks オプションの使用」を参照してください。
DHCP サーバーの dhcpd.conf ファイルが BOOTP サーバー (同一の物理マシンかどうかは問わない) の /var/lib/tftpboot/pxelinux.0 を参照するように設定されている場合、ネットワーク経由で起動するよう設定されているシステムはキックスタートファイルを読み込んでインストールを開始することができます。

例32.1 pxelinux.cfg/default ファイルでの ks オプションの使用

例えば、foo.ks192.168.0.200:/export/kickstart/ の NFS 共有で利用可能なキックスタートファイルの場合、pxelinux.cfg/default ファイルの一部に以下が含まれる場合があります。
label 1
  kernel RHEL6/vmlinuz
  append initrd=RHEL6/initrd.img ramdisk_size=10000 ks=nfs:192.168.0.200:/export/kickstart/foo.ks