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B.2. スタートアップ時の iSCSI ディスク

ISCSI 関連のイベントは、システムの起動時に複数の時点で発生する可能性があります。
  1. initrd の init スクリプトは、/ (存在する場合)に使用される iSCSI ターゲットにログインします。これは、iscsistart ユーティリティーを使用して行います( iscsid を実行せずに実行できます)。
  2. ルートファイルシステムがマウントされ、さまざまなサービスの initscripts が実行されると、iscsid initscript が呼び出されます。/ に iSCSI ターゲットが使用されている場合、または iSCSI データベース内のターゲットに自動ログインのマークが付けられている場合は、このスクリプトにより iscsid が開始されます。
  3. 従来のネットワークサービススクリプトの実行後に(または有効になっている場合は実行)、iscsi initscript が実行されます。ネットワークにアクセスできる場合、これにより、自動的にログインするようにマークされている iSCSI データベースのターゲットにログインします。ネットワークへのアクセスができない場合には、スクリプトは何も表示せずに終了します。
  4. (従来のネットワークサービススクリプトの代わりに) NetworkManager を使用してネットワークにアクセスすると、NetworkManager は iscsi initscript を呼び出します。See: /etc/NetworkManager/dispatcher.d/04-iscsi
    重要
    NetworkManager/usr にインストールされているため、/usr が iSCSI ターゲットなどのネットワーク接続ストレージにある場合は、これを使用してネットワークアクセスを設定することはできません。
システムの起動時に iscsid が必要とされない場合は自動的には開始されません。iscsiadm を開始すると、今度は iscsiadm によって iscsid が開始されます。