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23.15.3. ソフトウェア RAID の作成
注記
System z では、ストレージシステムは RAID を透過的に使用します。そのため ソフトウェア RAID の設定は不要です。
RAID (Redundant arrays of independent disks) は、複数のストレージデバイスを組み合わせることでパフォーマンスを向上し、一部の設定ではより強力なフォールトトレランスを実現するよう設計されています。各種 RAID の説明は Red Hat Enterprise Linux 導入ガイド を参照してください。
RAID デバイスを作成するには、最初にソフトウェア RAID のパーティションを作成する必要があります。 2つ、またはそれ以上のソフトウェア RAID パーティションを作成したら、 ボタンを 選択してソフトウェア RAID パーティションを RAID デバイスに統合します。
- RAID パーティション
- このオプションを選択して、ソフトウェア RAID 用のパーティションを設定します。このオプションは、使用ディスクがソフトウェア RAID パーティションを含まない場合に 利用可能な唯一の選択です。これは標準のパーティション追加時に出てくるダイアログと 同じものです。使用可能なオプションの説明には、「パーティションの追加」 を参照してください。 ファイルシステムタイプ は
ソフトウェア RAIDにセットする 必要があることに注意してください。
図23.41 ソフトウェア RAID パーティションの作成
- RAID デバイス
- このオプションを選択すると、2 つ以上の既存のソフトウェア RAID パーティションから RAID デバイスを構築します。このオプションが使用できるのは、2 つ以上のソフトウェア RAID パーティションが設定されている場合です。

図23.42 RAID デバイスの作成
標準パーティション用のファイルシステムのタイプを選択します。Anaconda は自動的に RAID デバイス名を提示しますが、md0からmd15まで手動で設定することも可能です。個々のストレージデバイスをこの RAID に含めるか、削除するには、それぞれ横にあるチェックボックスをクリックします。RAID Level とは、特定の RAID タイプに相当します。次のオプションから選択します。- RAID 0 — データを複数のストレージデバイス全体に分散させます。RAID レベル 0 は標準パーティションのパフォーマンスを向上させ、複数デバイスのストレージを 1 つの大規模な仮想デバイスにプールするために使用できます。RAID レベル 0 は冗長性がないため、アレイ内の 1 デバイスが故障するとアレイ全体が壊れます。RAID 0 には 2 つ以上の RAID パーティションが必要です。
- RAID 1 — 1 つのストレージデバイスのデータを 1 つ以上の他のストレージデバイスにミラーします。アレイ内の追加のデバイスにより冗長性レベルが向上します。RAID 1 には 2 つ以上の RAID パーティションが必要です。
- RAID 4 — データを複数のストレージデバイス全体に分散させますが、アレイ内の 1 デバイスを使用して、アレイ内のデバイスに障害が発生した場合にアレイを保護するパリティ情報を格納します。すべてのパリティ情報は 1 デバイスに格納されるため、このデバイスへのアクセスはアレイのパフォーマンスのボトルネックを生み出します。RAID 4 には 3 つ以上の RAID パーティションが必要です。
- RAID 5 — データおよびパリティ情報を複数のストレージデバイス全体に分散させます。そのため、RAID レベル 5 は複数デバイス全体にデータを分散させるというパフォーマンスの優位性がある一方で、パリティ情報もアレイ全体に分散されているため RAID レベル 4 のパフォーマンスのボトルネックは存在しません。RAID 5 には 3 つ以上の RAID パーティションが必要です。
- RAID 6 — RAID レベル 6 は RAID レベル 5 と似ていますが、1 セットのみのパリティデータを格納する代わりに、2 セットを格納します。RAID 6 には 4 つ以上の RAID パーティションが必要です。
- RAID 10 — RAID レベル 10 はネストした RAID または ハイブリッド RAID です。RAID レベル 10 はストレージデバイスのミラーリングされたセットにデータを分散させることで構築されます。例えば、4 つの RAID パーティションから構築された RAID レベル 10 は、1 つのパーティションがもう 1 つのパーティションをミラーする 2 つのペアのパーティションで構成されています。次に、RAID レベル 0 のように、データはストレージデバイスの両方のペア全体に分散されます。RAID 10 には 4 つ以上の RAID パーティションが必要です。

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