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32.9. キックスタートファイルを準備する
キックスタートファイルは、次のいずれかの場所に保存しておかなければなりません。
- フロッピーディスクなどのリムーバブルメディア、光学式ディスク、または USB フラッシュドライブ
- ハードドライブ
- ネットワーク
通常、キックスタートファイルはリムーバブルメディアやハードドライブにコピーされるか、またはネットワーク上で利用できます。大半のキックスタートインストールはネットワーク上のコンピューターで実行されることが多いため、ネットワークベースの方法が最も一般的です。
以下のセクションでは、キックスタートファイルを保存する場所について詳しくみていきます。
32.9.1. キックスタート起動用メディアの作成
Red Hat が提供し、キックスタートファイルに含める起動用メディアを修正する場合は、以下の手順に従います。この手順は AMD および Intel (
x86
と x86_64
) システムでのみ機能することに注意してください。また、genisoimage と isomd5sum のパッケージが必要になります。これらは Red Hat Enterprise Linux では利用可能になっていますが、別のシステムで使用する場合は、コマンドを調整する必要がある場合があります。
注記
フロッピー使用のブートは Red Hat Enterprise Linux ではもうサポートされていません。インストールには、ブート用に CD-ROM かフラッシュメモリーを使用する必要があります。ただし、キックスタートファイルはまだフロッピーの最上部のディレクトリーに存在する場合があり、
ks.cfg
という名前を付ける必要があります。別の起動用メディアが必要となります。
手順32.1 キックスタートファイルに起動用メディアを含める
以下の手順を開始する前に、1章Red Hat Enterprise Linux の取得 に記載の起動用 ISO イメージ (boot.iso またはバイナリー DVD) をダウンロードしていることを確認してください。また、キックスタートファイルの作成が完了していることを確認してください。
- ダウンロードした ISO イメージをマウントします。
#
mount /path/to/image.iso /mnt/iso
- システム内のディレクトリーに ISO イメージを抽出します。
#
cp -pRf /mnt/iso /tmp/workdir
- マウントされたイメージをアンマウントします。
#
umount /mnt/iso
- これでイメージのコンテンツが作業ディレクトリー内の
iso/
ディレクトリーに配置されました。キックスタートファイルを (ks.cfg
)iso/
ディレクトリーに追加します。#
cp /path/to/ks.cfg /tmp/workdir/iso
iso/
ディレクトリー内のisolinux/isolinux.cfg
設定ファイルを開きます。このファイルは、ブートメニュー内に表示されるメニューオプションを決定します。単一のメニューエントリーは以下のように定義されます。label linux menu label ^Install or upgrade an existing system menu default kernel vmlinuz append initrd=initrd.img
ks=
ブートオプションをappend
で始まる行に追加します。実際の構文は、ISO イメージを起動する方法によって異なります。例えば、CD や DVD から起動する場合には、ks=cdrom:/ks.cfg
を使用します。利用可能なソースとそれらを設定する構文については、「キックスタートによるインストールの自動化」 を参照してください。iso/
ディレクトリー内でgenisoimage
を使って変更を含めた新規の起動可能な ISO イメージを作成します。#
genisoimage -U -r -v -T -J -joliet-long -V "RHEL-6.10" -volset "RHEL-6.10" -A "RHEL-6.10" -b isolinux/isolinux.bin -c isolinux/boot.cat -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table -eltorito-alt-boot -e images/efiboot.img -no-emul-boot -o ../NEWISO.iso .
このコマンドでは、作業ディレクトリー (iso/
ディレクトリーの 1 つ上のディレクトリー) 内にNEWISO.iso
という名前のファイルが作成されます。重要
isolinux.cfg
内でデバイス参照のためにディスクラベルを使用する場合 (例:ks=hd:LABEL=RHEL-6.10/ks.cfg
は、このラベルが作成中の新規 ISO のラベルに一致するようにしてください。また、ブートローダー設定では、ラベルにおける空白は\x20
で置き換える必要があることにも注意してください。- MD5 チェックサムを新規 ISO イメージに埋め込みます。
#
implantisomd5 ../NEWISO.iso
上記の手順が完了したら、新規イメージを起動用メディアにすることができます。その手順については、2章メディアの作成 を参照してください。
ペンベースのフラッシュメモリーを使ったキックスタートインストールを行なう場合、キックスタートファイル名は
ks.cfg
にし、フラッシュメモリーの最上層のディレクトリに配置してください。キックスタートファイルは起動用メディアとは別のフラッシュメモリードライブに配置する必要があります。
キックスタートインストールを開始するには、作成した起動用メディアを使ってシステムを起動し、
ks=
起動オプションで USB ドライブを持つデバイスを指定します。ks=
起動オプションの詳細は 「キックスタートによるインストールの自動化」 を参照してください。
rhel-variant-version-architecture-boot.iso
イメージファイルを使って USB 起動メディアを作成する方法については 「最小限の起動用メディアの作成」 を参照してください。イメージファイルは Red Hat カスタマーポータルのソフトウェアとダウンロードセンターでダウンロードすることができます。
注記
ブート用の USB フラッシュドライブの作成は可能ですが、これはシステムハードウェアの BIOS 設定に大きく依存します。使用しているシステムが代替デバイスでのブートをサポートしているかどうかについてはハードウェア製造元に確認してください。
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