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26.6. キックスタートを使ったインストールのパラメーター

以下のパラメーターは、パラメーターファイル内で定義できますが、CMS 設定ファイル内では機能しません。
ks=URL
キックスタートファイルを参照します。このファイルは、通常、System z での Linux インストールのネットワークにあります。URL は、キックスタートファイルのファイル名を含む完全パスに置き換えます。このパラメーターは、キックスタートによる自動インストールを有効にします。詳細は、「キックスタートを使用したインストールの自動化」 および 「キックスタートインストールの開始」 を参照してください。]
RUNKS=value
ここでは、SSH を使用したネットワーク上でログインを必要とせずに Linux コンソール上で自動的にローダーを実行する場合、value1 と定義します。RUNKS=1 を使用するには、コンソールがフルスクリーンをサポートしているか、以下の cmdline オプションを使用する必要があります。後者は、z/VM 環境下の 3270 ターミナルまたは LPAR 用のオペレーティングシステムメッセージコンソールに適用されるものです。キックスタートを使用した完全自動インストールには RUNKS=1 が推奨されます。RUNKS=1 を設定すると、パラメーターエラーの発生時に linuxrc は自動的に続行され、ユーザーの対話を要求して無人インストールを中断しません。
これ以外は変更せずそのままにしておくか RUNKS=0 を指定します。
cmdline
cmdline を指定すると、行モード端末(z/VM の 3270、LPAR 向けオペレーティングシステムメッセージなど)で出力が読み取り可能になります。インストーラーは、UNIX のようなコンソールにのみ適用されるエスケープ端末シーケンスを無効にするためです。これには、インストーラーではcmdline モードで対話式のユーザー入力をサポートしないため、すべての質問に回答するキックスタートファイルを使用したインストールが必要になります。
RUNKS または cmdline オプションのいずれかを使用する前に、キックスタートファイルに必要なパラメーターがすべて含まれていることを確認してください。詳細は、32章キックスタートを使ったインストール を参照してください。