第9章 ネットワークインターフェース

Red Hat Enterprise Linux では、ネットワーク通信はすべてシステムに接続された、設定済みのソフトウェア インターフェース物理ネットワークデバイス の間で発生します。
ネットワークインターフェース用の設定ファイルは、/etc/sysconfig/network-scripts/ ディレクトリにあります。これらのネットワークインターフェースをアクティベート、非アクティベートするスクリプトも同じディレクトリにあります。システムによっては、インターフェースファイルの数とタイプは異なる場合がありますが、このディレクトリに存在するファイルには3つのカテゴリーがあります。
  1. インターフェース設定ファイル
  2. インターフェース制御スクリプト
  3. ネットワーク関数ファイル
これらの各カテゴリーのファイルが一体となって機能し、様々なネットワークデバイスを有効にします。
本章では、これらのファイルの関係と使用方法について詳しく説明していきます。

9.1. ネットワーク設定ファイル

インターフェース設定ファイルについて詳しく見ていく前に、まずネットワーク設定に使用する主要な設定ファイルについて項目別に説明しましょう。ネットワークスタックを設定するにあたってこうしたファイルの役割を理解しておくと、Red Hat Enterprise Linux システムをカスタマイズする時に役立ちます。
主要なネットワーク設定ファイルは以下の通りです。
/etc/hosts
このファイルの主要目的は、他の方法では解決できないホスト名を解決することです。DNS サーバーのない、小規模ネットワーク上のホスト名を解決することも可能です。コンピュータが接続されているネットワークのタイプにかかわらず、このファイルには、localhost.localdomain として、ループバックデバイスの IP アドレス (127.0.0.1) を指定する行が含まれているはずです。詳しくは、hosts(5) の man ページを参照してください。
/etc/resolv.conf
このファイルは、DNS サーバーの IP アドレスと検索ドメインを指定します。他の動作を行うように設定されていない限り、ネットワーク初期化スクリプトはそうしたデータをこのファイルに入れます。このファイルの詳細情報は、resolv.conf(5) の man ページを参照してください。
/etc/sysconfig/network
このファイルは、すべてのネットワークインターフェースのルーティングとホストの情報を指定します。グローバルな影響があり、インターフェース固有でない指示文の格納に使われます。このファイルとそれが使用できる指示文の詳細は、「/etc/sysconfig/network」 を参照してください。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-interface-name
各ネットワークインターフェースには、対応するインターフェース設定スクリプトがあります。これらの各ファイルは、特定のネットワークインターフェースに固有の情報を提供します。このタイプのファイルとそれが使用できる指示文の詳細については、「インターフェース設定ファイル」 を参照してください。

重要

ネットワークインターフェースの名前はハードウェアのタイプによって異なるかも知れません。詳細については、付録A 一貫したネットワークデバイスの命名 を参照して下さい。

警告

/etc/sysconfig/networking/ ディレクトリは、非推奨の Network Administration Tool (system-config-network) が使用し、そのコンテンツは手動で編集 すべきではありません。設定を削除してしまうリスクがあるため、ネットワーク設定には 1 つの方法だけを使用することを強く推奨します。グラフィカル設定ツールを使用したネットワークインターフェイスの設定に関する情報は、8章NetworkManager を参照して下さい。