12.4. セキュアシェルの高機能

セキュアなコマンドラインインターフェースは、数多くある SSH の用途の中でも初歩的なものに過ぎません。十分な帯域幅があれば、X11 セッションは SSH チャンネル上で送信できます。あるいは、TCP/IP 転送を使用することで、以前はセキュリティ保護されていなかったシステム間のポート接続を特定の SSH チャンネルにマッピングすることができます。

12.4.1. X11 転送

SSH 接続上で X11 セッションを開始するには、以下の形式でコマンドを使用します:
ssh -Y username@hostname
例えば penguin.example.com という名前のリモートマシンに john というユーザー名でログインするには、以下のように入力します:
~]$ ssh -Y john@penguin.example.com
john@penguin.example.com's password:
セキュアなシェルプロンプトから X プログラムが実行されると、SSH クライアントとサーバーは新しいセキュアなチャンネルを作成し、X プログラムデータはそのチャンネル上で透過的にクライアントマシンに送信されます。
X11 転送は非常に有用です。例えば、X11 転送を使用すると、プリンター設定 ユーティリティのセキュアかつインタラクティブなセッションを作成できます。これを行うには、ssh を使用してサーバーに接続し、以下のコマンドを入力します:
~]$ system-config-printer &
プリンター設定ツール が表示され、リモートユーザーはリモートシステム上で印刷の設定を安全に行うことができます。