9.2.9. ダイヤルアップインターフェース

ダイヤルアップ接続でインターネットに接続する場合は、そのインターフェース用の設定ファイルが必要となります。
PPP インターフェースファイルは、以下の形式で命名されます。
ifcfg-pppX
X は特定のインターフェースに対応する一意の番号です。
wvdial または Kppp を使用してダイヤルアップアカウントを作成すると、PPP インターフェース設定ファイルが自動的に作成されます。このファイルは手動で作成、編集することもできます。
典型的な /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ppp0 ファイルは以下のとおりです:
DEVICE=ppp0
NAME=test
WVDIALSECT=test
MODEMPORT=/dev/modem
LINESPEED=115200
PAPNAME=test
USERCTL=true
ONBOOT=no
PERSIST=no
DEFROUTE=yes
PEERDNS=yes
DEMAND=no
IDLETIMEOUT=600
Serial Line Internet Protocol (SLIP) は、別のダイヤルアップインターフェースですが、頻繁には使用されません。SLIP ファイルには、ifcfg-sl0 のようなインターフェース設定ファイル名が付いています。
これらのファイルで使用される可能性のある他のオプションとして、以下があります:
DEFROUTE=回答
回答 が以下のいずれかの場合です:
  • yes — このインターフェースをデフォルトルートとして設定します。
  • no — このインターフェースをデフォルトルートとして設定しません。
DEMAND=回答
回答 が以下のいずれかの場合です:
  • yes — このインターフェースは、誰かが使用を試みた時に pppd が接続を開始するのを許可します。
  • no — このインターフェースでは、接続を手動で確立する必要があります。
IDLETIMEOUT=
は、インターフェースが自動的に接続を切断するまでのアイドル状態の秒数です。
INITSTRING=文字列
文字列 は、モデムデバイスに渡される初期化文字列です。このオプションは主として、SLIP インターフェースと併用されます。
LINESPEED=
は、デバイスのボーレートです。取り得る標準値として、5760038400192009600 があります。
MODEMPORT=デバイス
デバイス は、このインターフェースの接続を確立するために使用されるシリアルデバイス名です。
MTU=
は、このインターフェースの 最大転送単位 (MTU) の設定です。MTU は、1 フレームが伝送できるデータの最大バイト数を指しており、ヘッダー情報は考慮されません。一部のダイヤルアップ状況下では、この値を 576 に設定すると、破棄されるパケットが少なくなり、接続のスループットが若干向上します。
NAME=名前
名前 は、ダイヤルアップ接続設定のコレクションに付けられるタイトルを指します。
PAPNAME=名前
名前 は、リモートシステムへの接続を許可するために発生する パスワード認証プロトコル (PAP) 交換中に付けられたユーザー名です。
PERSIST=回答
回答 が以下のいずれかの場合です:
  • yes — このインターフェースは、モデムの切断後に非アクティブになるとしても常にアクティブな状態に維持する必要があります。
  • no — このインターフェースは、常にアクティブな状態を維持する必要はありません。
REMIP=アドレス
アドレス は、リモートシステムの IP アドレスです。これは通常指定しません。
WVDIALSECT=名前
名前 は、このインターフェースを /etc/wvdial.conf のダイヤラー設定に関連付けします。このファイルには、ダイヤルする電話番号とインターフェースに関するその他の重要な情報が含まれます。