9.2.5. チャンネルボンディングインターフェース

Red Hat Enterprise Linux では、bonding カーネルモジュールと、チャンネルボンディングインターフェース と呼ばれる特殊なネットワークインターフェースを使用して、管理者が複数のネットワークインターフェースを単一のチャンネルにまとめてバインドすることが可能です。チャンネルボンディングにより、2 つ以上のネットワークインターフェースが 1 つとして機能できるようになると同時に、帯域幅が増加し、冗長性を実現します。
チャンネルボンディングインターフェースを作成するには、/etc/sysconfig/network-scripts/ ディレクトリに ifcfg-bondN という名前のファイルを作成し、N をそのインターフェースの番号 0 などに置き換えます。
ファイルのコンテンツは、イーサネットインターフェースなどボンディングされるインターフェースがどのようなタイプでも同一のものになります。唯一異なる点は、DEVICE 指示文が bondN で、 N はインターフェースの番号に置き換えられます。
チャンネルボンディング設定ファイルのサンプルは以下のとおりです:

例9.1 ifcfg-bond0 インターフェース設定ファイルのサンプル

DEVICE=bond0
IPADDR=192.168.1.1
NETMASK=255.255.255.0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=none
USERCTL=no
BONDING_OPTS="bonding parameters separated by spaces"
チャンネルボンディングインターフェースを作成した後に、バインドされるネットワークインターフェースを設定するには、その設定ファイルに MASTER 指示文と SLAVE 指示文を追加する必要があります。チャンネルボンディングされたインターフェースの各設定ファイルは、ほぼ同一となる場合があります。
例えば、2 つのイーサネットインターフェースがチャンネルボンディングされる場合、eth0eth1 は以下の例のようになる場合があります。
DEVICE=ethN
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
MASTER=bond0
SLAVE=yes
USERCTL=no
この例では、N をインターフェースの数値に置き換えます。
チャンネルボンディングインターフェースを有効にするには、カーネルモジュールがロードされている必要があります。チャンネルボンディングインターフェースがアクティブになった時にモジュールが確実にロードされるようにするには、/etc/modprobe.d/ ディレクトリに bonding.conf という名前の新規ファイルを root で作成します。ファイル名は、末尾に .conf の拡張子が付いていれば、どのような名前にすることもできます。新規ファイルに以下の行を挿入します:
alias bondN bonding
N0 などのインターフェースの番号に置き換えます。設定済みの各チャンネルボンディングインターフェースには、新規 /etc/modprobe.d/bonding.conf ファイルに対応するエントリがなければなりません。

重要

ボンディングカーネルモジュールのパラメータは、ifcfg-bondN インターフェースファイル内の BONDING_OPTS="bonding parameters" 指示文でスペースで区切られた一覧として指定する必要があります。/etc/modprobe.d/bonding.conf、 または廃棄になっている /etc/modprobe.conf ファイルのボンディングデバイスでは、オプションを指定しないでください。ボンディングモジュール設定の詳しい説明とアドバイス、及びボンディングパラメータの一覧を表示するには、「チャンネルボンディングの使用」 を参照してください。