第13章 DHCP サーバー

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol: 動的ホスト構成プロトコル) は、クライアントマシンに TCP/IP 情報を自動的に割り当てるネットワークプロトコルです。各 DHCP クライアントは、中央に配置された DHCP サーバーに接続します。DHCP サーバーは、クライアントのネットワーク設定情報 (IP アドレス、ゲートウェイ、DNS サーバーなど) を返します。

13.1. DHCP を使用する理由

DHCP は、クライアントのネットワークインターフェースの自動設定に役立ちます。クライアントシステムの設定時に、IP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイや DNS サーバーを指定する代わりに DHCP を選択することができます。これにより、クライアントはそうした情報を DHCP サーバーから受け取ります。また、多数のシステムの IP アドレスを変更したい場合にも DHCP は役立ちます。すべてのシステムを再設定する代わりに、サーバー上の 1 つの設定ファイルを編集するだけで、新規の IP アドレスセットを設定できます。組織の DNS サーバーが変更された場合は、DHCP クライアントではなく、DHCP サーバーで変更が行われます。ネットワークを再起動、あるいはクライアントを再起動すると、変更が反映されます。
組織が機能的な DHCP サーバーをネットワークに正しく接続している場合、ラップトップや他のモバイルコンピューターのユーザーはそうしたデバイスをオフィス間で移動して使用できます。