Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
第1章 サーバーのベストプラクティス
以下のタスクおよびヒントは、 で Red Hat Enterprise Linux ホストのパフォーマンスを高めるのに役に立ちます。その他のヒントは、『Red Hat Enterprise Linux 仮想化チューニングおよび最適化ガイド』 に記載されています。
- SELinux を Enforcing モードで実行します。setenforce コマンドを使用して、SELinux が Enforcing モードで実行するように設定します。
# setenforce 1
- AutoFS、NFS、FTP、HTTP、NIS、telnetd、sendmail などの不要なサービスを削除または無効にします。
- サーバー上にはプラットフォームの管理に必要な最低限のユーザーアカウントのみを追加します。不要なユーザーアカウントは削除してください。
- ホストでは不必要なアプリケーションは実行しないようにしてください。ホストでアプリケーションを実行すると仮想マシンのパフォーマンスに影響を与えるため、その影響がサーバーの安定性に及ぶ可能性があります。サーバーがクラッシュする可能性のあるアプリケーションでも、サーバー上のすべての仮想マシンがダウンします。
- 仮想マシンのインストールおよびイメージには集中管理できる場所を使用します。仮想マシンのイメージは
/var/lib/libvirt/images/
に格納します。仮想マシンのイメージをこれ以外のディレクトリーに格納する場合は、そのディレクトリーを SELinux ポリシーに追加し、インストールを開始する前にラベルの再設定を必ず行ってください。集中管理ができる共有可能なネットワークストレージの使用を強くお勧めします。