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17.6.2. virt-rescue を実行する

ゲスト仮想マシンで virt-rescue を使用する前に、そのゲスト仮想マシンが実行されていないことを確認してください。ゲスト仮想マシンが実行しているとディスクを破損させることになります。ゲスト仮想マシンがライブでないことを確認してから、以下を入力します。
virt-rescue GuestName
(上記の GuestName には libvirt が認識できるゲスト名を入力します) または、
virt-rescue /path/to/disk/image
(上記のパスは任意のファイル、論理ボリューム、LUN などいずれでも構いません) ゲスト仮想マシンのディスクが含まれます。
virt-rescue によってレスキュー仮想マシンが起動するため、その出力スクロールが表示されます。最終的には、以下が表示されます。
Welcome to virt-rescue, the libguestfs rescue shell.
 
 Note: The contents of / are the rescue appliance.
 You have to mount the guest virtual machine's partitions under /sysroot
 before you can examine them.
 
 bash: cannot set terminal process group (-1): Inappropriate ioctl for device
 bash: no job control in this shell
 ><rescue>
シェルプロンプトはここでは普通のバッシュシェルになるため、使用できる Red Hat Enterprise Linux コマンド数が少なくなります。たとえば、以下を入力できます。
><rescue> fdisk -l /dev/vda
上記のコマンドによってディスクパーティションが一覧表示されます。ファイルシステムをマウントする場合は、/sysroot の下にマウントすることをお勧めします。この空ディレクトリーは、レスキューマシン内にあるユーザーによって何がマウントされても構わないディレクトリーになります。/ の下にあるファイル群はレスキュー仮想マシン自体のファイルになるため注意してください。
><rescue> mount /dev/vda1 /sysroot/
EXT4-fs (vda1): mounted filesystem with ordered data mode. Opts: (null)
><rescue> ls -l /sysroot/grub/
 total 324
 -rw-r--r--. 1 root root     63 Sep 16 18:14 device.map
 -rw-r--r--. 1 root root  13200 Sep 16 18:14 e2fs_stage1_5
 -rw-r--r--. 1 root root  12512 Sep 16 18:14 fat_stage1_5
 -rw-r--r--. 1 root root  11744 Sep 16 18:14 ffs_stage1_5
 -rw-------. 1 root root   1503 Oct 15 11:19 grub.conf
 [...]
ゲスト仮想マシンの修復が完了したら、exit を入力するか、または Ctrl+d でシェルを終了します。
virt-rescue にはコマンドラインのオプションが多数あります。最もよく使用されるオプションを示します。
  • --ro: ゲスト仮想マシン上で読み取り専用モードで動作します。変更は保存されません。ゲスト仮想マシンを実験的に使用してみる場合にこのモードを使用します。シェルを終了すると、変更はすべて破棄されます。
  • --network: レスキューシェルからのネットワークアクセスを可能にします。RPM や他のファイルをゲスト仮想マシンにダウンロードする場合など必要に応じて使用します。