Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

21.12. イベント設定

ドメイン XML の以下のセクションを使用すると、各種のイベントで実行されるデフォルトのアクションをオーバーライドできます。

  <on_poweroff>destroy</on_poweroff>
  <on_reboot>restart</on_reboot>
  <on_crash>restart</on_crash>
  <on_lockfailure>poweroff</on_lockfailure>

図21.18 イベント設定

以下の要素のコレクションを使用すると、ゲスト仮想マシン OS がライフサイクル操作をトリガーする際のアクションを指定することができます。一般的なユースケースには、初期の OS インストールの実行時に電源オフとして処理される再起動を強制する方法があります。これにより、VM をインストール後の最初のブート時に再設定することができます。
ドメイン XML のこのセクションを構成するコンポーネントは以下の通りです。

表21.10 イベント設定の要素

状態説明
<on_poweroff>ゲスト仮想マシンが電源オフを要求する際に実行されるアクションを指定します。4 つの引数を使用できます。
  • destroy - このアクションは、ドメインを完全に終了させ、すべてのリソースをリリースします。
  • restart - このアクションは、ドメインを完全に終了させ、同じ設定でこれを再起動します。
  • preserve - このアクションは、ドメインを完全に終了させますが、そのリソースは追加の分析ができるように保持されます。
  • rename-restart - このアクションはドメインを完全に終了させてから、新しい名前でこれを再起動します。
<on_reboot>ゲスト仮想マシンが再起動を要求する際に実行されるアクションを指定します。4 つの引数を使用できます。
  • destroy - このアクションは、ドメインを完全に終了させ、すべてのリソースをリリースします。
  • restart - このアクションは、ドメインを完全に終了させ、同じ設定でこれを再起動します。
  • preserve - このアクションは、ドメインを完全に終了させますが、そのリソースは追加の分析ができるように保持されます。
  • rename-restart - このアクションはドメインを完全に終了させてから、新しい名前でこれを再起動します。
<on_crash>ゲスト仮想マシンがクラッシュする際に実行されるアクションを指定します。さらに、これは以下の追加のアクションに対応します。
  • coredump-destroy - クラッシュしたドメインのコアはダンプされ、ドメインは完全に終了し、すべてのリソースはリリースされます。
  • coredump-restart - クラッシュしたドメインのコアはダンプされ、ドメインは同じ設定で再起動します。
以下の 4 つの引数を使用できます。
  • destroy - このアクションは、ドメインを完全に終了させ、すべてのリソースをリリースします。
  • restart - このアクションは、ドメインを完全に終了させ、同じ設定でこれを再起動します。
  • preserve - このアクションは、ドメインを完全に終了させますが、そのリソースは追加の分析ができるように保持されます。
  • rename-restart - このアクションはドメインを完全に終了させてから、新しい名前でこれを再起動します。
<on_lockfailure>ロックマネージャーがリソースロックを失う場合に取るべきアクションを指定します。以下のアクションは、それらすべてが個別のロックマネージャーによってサポートされる必要はないものの、libvirt によって認識されます。いずれのアクションも指定されない場合、各ロックマネージャーは、そのデフォルトアクションを取ります。以下の引数を使用することができます。
  • poweroff - 強制的にドメインの電源をオフにします。
  • restart - ロックを再取得するようにドメインを再起動します。
  • pause - ロックの問題が解決されるとドメインが手動で再開できるようにドメインを一時停止します。
  • ignore - 何も起こらない場合はドメインを実行したままにします。