15.12. ストレージボリュームコマンド

このセクションでは、ストレージボリュームを作成し、削除し、管理するためのすべてのコマンドについて説明します。いったんストレージプールを作成すると、ストレージプール名または UUID が必要になるため、この時点でこれを実行するのが最善と言えるでしょう。ストレージプールについての詳細は、13章ストレージプール を参照してください。ストレージボリュームについての詳細は、14章ボリューム を参照してください。

15.12.1. ストレージボリュームの作成

vol-create-from pool-or-uuid file --inputpool pool-or-uuid vol-name-or-key-or-path は、別のストレージボリュームをコンテンツのテンプレートとして使用してストレージボリュームを作成します。このコマンドには、ボリュームの作成先となるストレージプールの名前または UUID である pool-or-uuid が必要となります。
file オプションは、ボリューム定義が含まれる XML ファイルとパスを指定します。--inputpool pool-or-uuid オプションは、ソースボリュームが入るストレージプールの名前または UUID を指定します。vol-name-or-key-or-path 引数は、ソースボリュームの名前またはキー、あるいはパスを指定します。いくつかの例については、「ボリュームの作成」 を参照してください。
vol-create-as コマンドは、一連の引数からボリュームを作成します。pool-or-uuid 引数には、ボリュームの作成に使用するストレージプールの名前または UUID が含まれます。
vol-create-as pool-or-uuid name capacity --allocation <size> --format <string> --backing-vol <vol-name-or-key-or-path> --backing-vol-format <string>
name は新規ボリュームの名前です。capacity は作成されるボリュームのサイズであり、サフィックスがない場合はデフォルトでバイトになる単位付き整数で指定されます。--allocation <size> は、ボリュームに割り当てられる初期サイズであり、これもデフォルトでバイトになる単位付き整数で指定されます。--format <string> は、コンマ区切りの許容される形式の文字列からなるボリュームファイル形式を指定するためにファイルベースのストレージプールで使用されます。許容される形式には、rawbochsqcowqcow2vmdk が含まれ、--backing-vol vol-name-or-key-or-path は、既存ボリュームのスナップショットを取る場合に使用されるソースのバッキングボリュームです。--backing-vol-format string は、コンマで区切られる形式の文字列であるスナップショットのバッキングボリュームの形式です。許可される値には、rawbochsqcowqcow2vmdk、および host_device が含まれます。ただし、これらはファイルベースのストレージプールの場合のみ使用されることが意図されています。

15.12.1.1. XML ファイルからのストレージボリュームの作成

vol-create pool-or-uuid file は、保存済みXML ファイルからストレージボリュームを作成します。このコマンドにも、ボリュームの作成先になるストレージプールの名前または UUID である pool-or-uuid が必要になります。file 引数には、ボリューム定義の XML ファイルと共にパスが含まれます。XML ファイルを作成する簡単な方法は、vol-dumpxml コマンドを使用して事前に存在するボリュームの定義を取得し、それを修正した後、vol-create を実行して保存します。
virsh vol-dumpxml --pool storagepool1 appvolume1 > newvolume.xml
virsh edit newvolume.xml 
virsh vol-create differentstoragepool newvolume.xml
以下のようなオプションも使用できます。
  • --inactive オプションは、アクティブではないゲスト仮想マシン (つまり、定義済みであるものの、現在アクティブではないゲスト仮想マシン) を一覧表示します。
  • --all オプションは、すべてのゲスト仮想マシンを一覧表示します。

15.12.1.2. ストレージボリュームのクローン作成

vol-clone --pool pool-or-uuid vol-name-or-key-or-path name コマンドは、既存のストレージボリュームをクローン作成します。vol-create-from を使用することもできますが、ストレージボリュームのクローン作成には推奨されません。--pool pool-or-uuid オプションは、ボリュームの作成に使用されるストレージプールの名前または UUID です。vol-name-or-key-or-path 引数は、ソースボリュームの名前またはキー、あるいはパスです。name 引数は、新規ボリューム名前を参照します。