9.3. Hyper-V ハイパーバイザー上で Red Hat Enterprise Linux をゲスト仮想マシンとして実行する

Red Hat Enterprise Linux ゲスト仮想マシンは、Microsoft Windows Hyper-V ハイパーバイザーを実行する Microsoft Windows ホスト物理マシン上で実行することが可能です。特に以下の機能強化により、Red Hat Enterprise Linux ゲスト仮想マシンの導入と管理がより簡単になりました。
  • アップグレードされた VMBUS プロトコル - VMBUS プロトコルが Windows 8 レベルにアップグレードされました。この機能強化の一環として、VMBUS 割り込みがゲストの利用可能なすべての仮想 CPU で処理できるようになりました。さらに、Red Hat Enterprise Linux ゲスト仮想マシンと Windows ホスト物理マシン間のシグナルプロトコルが最適化されています。
  • 統合フレームバッファードライバー - グラフィックスパフォーマンスを強化し、Red Hat Enterprise Linux デスクトップのユーザーに対して優れた解像度を提供します。
  • ライブ仮想マシンバックアップサポート - ライブ Red Hat Enterprise Linux ゲスト仮想マシンの中断なしのバックアップサポートを提供します。
  • 固定サイズの Linux VHD を動的に拡張 - ライブのマウントされている固定サイズの Red Hat Enterprise Linux VHD の拡張を可能にします。
詳細は、Enabling Linux Support on Windows Server 2012 R2 Hyper-V の記事を参照してください。

注記

Hyper-V ハイパーバイザーでは、ディスクの未使用最終部分をユーザーが使用できるようにすることで、最後のパーティションの後に空きスペースがある場合に Red Hat Enterprise Linux ゲスト上で GPT でパーティションされたディスクの圧縮をサポートします。しかし、この操作によってディスクの 2 番目の GPT ヘッダーが警告を発することなく削除され、ゲストによってパーティションテーブルが検証されるとエラーメッセージが発生することがあります (parted でパーティションテーブルを出力するときなど)。これは、Hyper-V の既知の制限です。回避策として gdisk および e コマンドでエクスパートメニューを使用して、GPT ディスクを圧縮した後に 2 番目の GPT ヘッダーを手動でリストアすることが可能です。さらに、Hyper-V マネージャーの expand オプションを使用すると、ディスクの最後以外の場所に 2 番目の GPT ヘッダーを置くこともできますが、parted で移動できます。これらのコマンドの詳細は、 gdisk および parted の man ページを参照してください。