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15.13. ゲスト仮想マシン別の情報の表示

15.13.1. ゲスト仮想マシンの表示

virsh を使ってゲスト仮想マシンの一覧と、それらの現在の状態を表示するには、以下を実行します。
# virsh list
以下のようなオプションも使用できます。
  • --inactive オプション: アクティブではないゲスト仮想マシン (つまり、定義されているものの、現在アクティブではないゲスト仮想マシン) を一覧表示します。
  • --all オプション: すべてのゲスト仮想マシンを一覧表示します。たとえば、以下のようになります。
    # virsh list --all
     Id Name                 State
    ----------------------------------
      0 Domain-0             running
      1 Domain202            paused
      2 Domain010            inactive
      3 Domain9600           crashed
    このコマンドで確認できる状態は 7 種類あります。
    • Running - running 状態は、CPU 上で現在稼働中のゲスト仮想マシンを示します。
    • Idle - idle 状態は、 ドメインが休止中のため、稼働していないか、または稼働できないことを示します。ドメインが IO を待機しているため (従来の待機状態)、または作業がないためにスリープに入ったことが原因となります。
    • Paused - paused 状態は、一時停止中のドメインを一覧表示します。これは、管理者が virt-manager、または virsh suspendpause ボタンを使用した場合に発生します。これは、ゲスト仮想マシンが一時停止になっている場合にはメモリーと他のリソースを消費しますが、スケジュールとハイパーバイザーからの CPU リソースの場合は無効になります。
    • Shutdown - shutdown 状態は、シャットダウンプロセスにあるゲスト仮想マシンの状態です。ゲスト仮想マシンには、シャットダウン信号が送られて、その稼働を正常に停止するプロセスに入ります。これはすべてのゲスト仮想マシンのオペレーティングシステムでは機能しないかもしれません。一部のオペレーティングシステムはこれらの信号に反応しません。
    • Shut off - shut off 状態は、ドメインが稼働していないことを示します。これは、ドメインが完全にシャットダウンするか、または開始していないことが原因です。
    • Crashed - crashed 状態は、ドメインがクラッシュしており、さらにゲスト仮想マシンがクラッシュ時に再起動しないように設定をされている場合にのみ発生します。
    • Dying - dying 状態は、停止のプロセスに入っています。ドメインが完全にシャットダウンしていないか、またはクラッシュした状態です。
  • --managed-save このフラグだけではドメインをフィルターしませんが、管理保存の状態が有効になったドメインを一覧表示します。ドメインを別個に一覧表示するには、--inactive フラグも使用する必要があります。
  • --name は、指定されたドメイン名で、一覧に出力されます。--uuid が指定される場合、ドメインの UUID が代わりに出力されます。フラグの --table を使用すると、テーブルスタイルの出力が使用されるよう指定されます。これらの 3 つのコマンドは相互に排他的です。
  • --title このコマンドは --table 出力と共に使用する必要があります。--title により、追加の列が短いドメインの説明 (タイトル) と共にテーブルに作成されます。
  • --persistent は、永続的なドメインを一覧に含めます。--transient オプションを使用します。
  • --with-managed-save は、管理保存と共に設定されたドメインを一覧表示します。管理保存なしでコマンドを一覧表示するには、コマンド --without-managed-save を使用します。
  • --state-running は、実行中のドメインに対してフィルターをかけます。一時停止のドメインについては --state-paused、オフにされているドメインについては --state-shutoff が使用されます。--state-other は、すべての状態を fallback として一覧表示します。
  • --autostart: このオプションは、自動起動のドメインを一覧表示します。この機能を無効にしてドメインを一覧表示するには、--no-autostart オプションを使用します。
  • --with-snapshot は、スナップショットイメージを一覧表示できるドメインを一覧表示します。スナップショットなしでドメインをフィルター処理するには、--without-snapshot オプションを使用します。
$ virsh list --title --name

    Id       Name                                          State     Title
    0        Domain-0                                      running   Mailserver1
    2        rhelvm                                        paused
virsh vcpuinfo の出力例については、「仮想 CPU 情報を表示する」を参照してください。