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15.16. ゲスト仮想マシンの CPU モデルの設定

15.16.1. はじめに

それぞれのハイパーバイザーには、ゲスト仮想マシンにデフォルトで表示する CPU 情報に関して独自のポリシーがあります。ゲスト仮想マシンで使用できる CPU ホストの物理マシン機能をハイパーバイザー側で決めるものもあれば、QEMU/KVM ではゲスト仮想マシンには qemu32 または qemu64 という汎用モデルを表示します。こうしたハイパーバイザーでは、より高度なフィルター機能を備え、すべての物理 CPU をいくつかのグループに分類して、ゲスト仮想マシンに対して表示するベースライン CPU モデルを各グループに 1 つずつ用意します。これにより、同じグループに分類される物理 CPU が使用される場合、ホスト物理マシン間でのゲスト仮想マシンの安全な移行が可能になります。libvirt では一般的にはポリシー自体の強制はせず、より高い層で適したポリシーを指定するというメカニズムを提供します。CPU のモデル情報を取得し、ゲスト仮想マシンに適した CPU モデルを定義する方法を理解することは、ホスト物理マシン間でゲスト仮想マシンを正常に移行する上で非常に重要となります。ハイパーバイザーは認識できる機能しかエミュレートできないため、そのハイパーバイザーのリリース後に作成された機能についてはエミュレートできません。