22.5. シリアルコンソールでのトラブルシューティング

Linux カーネルは、情報をシリアルポートに出力できます。これは、カーネルパニック、およびビデオデバイスまたはヘッドレスのサーバーでのハードウェア問題のデバッグに役に立ちます。このセクション内のサブセクションでは、KVM ハイパーバイザーを使用しているホスト物理マシンに対してシリアルコンソールの出力を設定する方法を説明します。
このセクションでは、完全仮想化ゲストにシリアルコンソールの出力を有効にする方法を説明しています。
完全仮想化ゲストのシリアルコンソール出力は、virsh console コマンドを使用すると表示させることができます。
完全仮想化ゲストのシリアルコンソールには、いくつか制限があるため注意してください。現時点での制限は以下のようになります。
  • 出力データが消えたり、出力が乱れることがあります。
シリアルポートは、Linux の場合は ttyS0 と呼ばれますが、Windows の場合は COM1 になります。
仮想シリアルポートに情報を出力させる場合は、仮想化オペレーティングシステムを設定する必要があります。
完全仮想化した Linux ゲストからのカーネル情報をドメインに出力する場合は、/boot/grub/grub.conf ファイルを修正します。 kernel 行に console=tty0 console=ttyS0,115200 を追記します。
title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.32-36.x86-64)
	root (hd0,0)
	kernel /vmlinuz-2.6.32-36.x86-64 ro root=/dev/volgroup00/logvol00 \ 
	console=tty0 console=ttyS0,115200
	initrd /initrd-2.6.32-36.x86-64.img
ゲストを再起動します。
ホスト上で、以下のコマンドを使用してシリアルコンソールにアクセスします。
# virsh console
virt-manager を使って仮想テキストコンソールを表示することもできます。ゲストのコンソールウィンドウで、表示 メニューから テキストコンソールSerial 1 を選択します。