15.15.2. スナップショットの管理

以降のセクションでは、ドメインスナップショットを操作するために実行できるアクションについて説明します。スナップショット は、指定された時点のドメインのディスク、メモリー、およびデバイスの状態を取得し、今後の使用に備えて保存します。スナップショットには、OS イメージの「クリーンな」コピーを保存することから、破壊的な操作となりかねない操作を実行する前のドメインの状態を保存することに至るまで数多くの使用方法があります。スナップショットは固有の名前で識別されます。スナップショットのプロパティーを表すために使用される XML 形式のドキュメントについては、libvirt web サイト を参照してください。

15.15.2.1. スナップショットの作成

virsh snapshot create コマンドは、ドメインの XML ファイルで指定されたプロパティーでドメインのスナップショットを作成します (<name> および <description> 要素、ならびに <disks>)。
スナップショットを作成するには、以下を実行します。
# snapshot-create <domain> <xmlfile> [--redefine] [--current] [--no-metadata] [--reuse-external] 
ドメイン名、ID、または UID を、ドメイン要件として使用することができます。XML 要件は、<name>、<description> および <disks> 要素を含んでいる文字列です。

注記

ライブスナップショットは Red Hat Enterprise Linux ではサポートされません。ライブスナップショットに使用するための virsh snapshot create コマンドと使用可能な追加のオプションがあり、これらは libvirt では表示されますが、Red Hat Enterprise Linux 6 ではサポートされていません。
Red Hat Enterprise Linux で利用できるオプションには、以下のものがあります。
  • --redefine は、snapshot-dumpxml で生成されるすべての XML 要素が有効な場合、以下を実行できるように指定します。あるマシンから別のマシンにスナップショットの階層を移行する、途中でなくなり、後に同じ名前および UUID で再作成される一時的なドメイン用に階層を再作成する、またはスナップショットのメタデータに若干の変更を加える (例: スナップショットに組み込まれるドメイン XML のホスト固有の部分など)。このフラグが指定されると、xmlfile 引数は必須となり、ドメインの現在のスナップショットは、--current フラグも指定されない限り変更されることがありません。
  • --no-metadata はスナップショットを作成しますが、すべてのメタデータはただちに破棄されます (つまり、libvirt はスナップショットを現在の状態で処理せず、--redefine が後に使用されて libvirt にメタデータについて再度指示しない限り、スナップショットには戻りません)。
  • --reuse-external を使用する場合は、使用する外部の既存 XML スナップショットの場所を指定します。このスナップショットがまだない場合は、既存ファイルのコンテンツを失くさないように、コマンドはスナップショットの取得に失敗します。