22.2. virsh ダンプファイルの作成

virsh dump コマンドを実行すると、ゲスト仮想マシンのコアをファイルにダンプする要求が送信されるので、仮想マシンのエラーを診断することができます。このコマンドの実行には、引数の corefilepath で指定されるファイルとパスに適切なアクセス権があることを手動で確認することが必要になります。virsh dump コマンドは、coredump (または crash ユーティリティー) と同様です。virsh dump ファイルを作成するには、以下を実行します。
#virsh dump <domain> <corefilepath> [--bypass-cache] { [--live] | [--crash] | [--reset] } [--verbose] [--memory-only]
domain (ゲスト仮想マシンのドメイン名) と corefilepath (新たに作成されたコアダンプファイルの場所) が必須である一方、以下の引数はオプションになります。
  • --live: 実行中のマシンにダンプファイルを作成し、これを一時停止しません。
  • --crash: ゲスト仮想マシンを停止し、ダンプファイルを生成します。主な違いは、ゲスト仮想マシンが「Crashed」を理由として「Stopped」として一覧表示されないことにあります。virt-manager ではステータスが「Paused」として一覧表示されることに注意してください。
  • --reset: ダンプが正常に行なわれた後にゲスト仮想マシンをリセットします。これらの 3 つのスイッチは相互に排他的であることに注意してください。
  • --bypass-cache: ファイルシステムのキャッシュをバイパスするために O_DIRECT を使用します。
  • --memory-only: ダンプファイルは、elf ファイルとして保存され、ドメインのメモリーと cpu 共通レジスター値のみが含まれます。このオプションは、ドメインがホストデバイスを直接使用する場合に非常に便利です。
  • --verbose: ダンプの進捗状況が表示されます。
ダンププロセス全体は、virsh domjobinfo コマンドを使用すると監視でき、virsh domjobabort の実行でキャンセルできます。