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22.3. kvm_stat
kvm_stat
コマンドは、kvm
カーネルモジュールからランタイム統計を取り込む python スクリプトです。kvm_stat
コマンドは、kvm
に見えているゲストの動作を診断するために使用できます。とくに、ゲストでのパフォーマンスに関する問題を診断します。現在、報告される統計は、システム全体のものであり、すべての実行中のゲストの動作が報告されます。このスクリプトを実行するには、qemu-kvm-tools パッケージをインストールする必要があります。『Red Hat Enterprise Linux 仮想化ホスト設定およびゲストインストールガイド』 を参照してください。
kvm_stat
コマンドを使用する場合は、 kvm
カーネルモジュールがロードされ、 debugfs
がマウントされていなければなりません。 この機能のどちらかが有効でない場合、 debugfs
または kvm
モジュールを有効にするために必要なステップが出力されます。例を示します。
# kvm_stat Please mount debugfs ('mount -t debugfs debugfs /sys/kernel/debug') and ensure the kvm modules are loaded
debugfs
をマウントしていない場合はマウントします。
# mount -t debugfs debugfs /sys/kernel/debug
kvm_stat の出力
kvm_stat
コマンドにより、 ホストと全ゲストの統計値が出力されます。 この出力は、(Ctrl+c または q キーを使用して) コマンドを終了するまで 更新されます。
# kvm_stat kvm statistics efer_reload 94 0 exits 4003074 31272 fpu_reload 1313881 10796 halt_exits 14050 259 halt_wakeup 4496 203 host_state_reload 1638354 24893 hypercalls 0 0 insn_emulation 1093850 1909 insn_emulation_fail 0 0 invlpg 75569 0 io_exits 1596984 24509 irq_exits 21013 363 irq_injections 48039 1222 irq_window 24656 870 largepages 0 0 mmio_exits 11873 0 mmu_cache_miss 42565 8 mmu_flooded 14752 0 mmu_pde_zapped 58730 0 mmu_pte_updated 6 0 mmu_pte_write 138795 0 mmu_recycled 0 0 mmu_shadow_zapped 40358 0 mmu_unsync 793 0 nmi_injections 0 0 nmi_window 0 0 pf_fixed 697731 3150 pf_guest 279349 0 remote_tlb_flush 5 0 request_irq 0 0 signal_exits 1 0 tlb_flush 200190 0
変数に関する説明:
- efer_reload
- EFER (Extended Feature Enable Register) の再読み込みの回数
- exits
VMEXIT
の全コール数- fpu_reload
VMENTRY
が FPU 状態を再ロードした回数 (ゲストが FPU - 浮動小数点演算ユニットを使用している場合、fpu_reload
が加算される)- halt_exits
halt
コールによりゲストが終了した回数 (一般的にゲストが idle の場合、このタイプの終了が見られる)- halt_wakeup
halt
から復帰した回数- host_state_reload
- ホスト状態の完全再ロードの回数 (現在 MSR セットアップとゲスト MSR 読み込みを累計)
- hypercalls
- ゲストのハイパーバイザーサービスコール数
- insn_emulation
- ホストにより模倣されたゲストの命令数
- insn_emulation_fail
insn_emulation
試行が失敗した回数- io_exits
- I/O ポートアクセスによるゲストの終了回数
- irq_exits
- 外部割り込みによるゲストの終了回数
- irq_injections
- ゲストに送信された割り込みの数
- irq_window
- 顕著な割り込みウィンドウによるゲストの終了回数
- largepages
- 現在使用中の大容量ページ数
- mmio_exits
- メモリーマップド I/O (MMIO) アクセスによるゲストの終了回数
- mmu_cache_miss
- 作成された KVM MMU シャドウページ数
- mmu_flooded
- MMU ページへの極度な書き込み動作の検出回数 (個々の書き込み動作ではなく検出された書き込み動作をカウント)
- mmu_pde_zapped
- ページディレクトリーエントリー (PDE) の破棄動作の回数
- mmu_pte_updated
- ページテーブルエントリー (PTE) の破棄動作の回数
- mmu_pte_write
- ゲストのページテーブルエントリー (PTE) の書き込み動作の回数
- mmu_recycled
- 再利用可能なシャドウページの数
- mmu_shadow_zapped
- 無効になったシャドウページの数
- mmu_unsync
- まだリンク解除されていない非同期化ページの数
- nmi_injections
- ゲストへのマスク不能な割り込み (NMI) インジェクションの数
- nmi_window
- マスク不能な割り込み (NMI) ウィンドウによるゲスト終了の回数
- pf_fixed
- 固定化した (非ページング) ページテーブルエントリーマップ (PTE) の数
- pf_guest
- ゲストに挿入されたページフォールトの数
- remote_tlb_flush
- リモート (sibling CPU) のトランスレーションルックアサイドバッファ (TLB) のフラッシュ要求の回数
- request_irq
- ゲスト割り込みウィンドウ要求の終了回数
- signal_exits
- ホストからの保留信号によるゲスト終了の回数
- tlb_flush
- ハイパーバイザーにより実行された
tlb_flush
動作の回数
注記
kvm_stat
コマンドからの出力情報は、/sys/kernel/debug/kvm/
ディレクトリー内に配置された擬似ファイルとして KVM ハイパーバイザーによってエキスポートされます。
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