21.16.3. デバイスアドレス

多くのデバイスには、ゲスト仮想マシンに提示されるデバイスが仮想バス上のどこに配置されるかを説明するオプションの <address> サブ要素があります。アドレス (またはアドレス内のオプション属性) が入力で省略される場合、libvirt は適切なアドレスを生成しますが、レイアウトにより多くの制御が必要な場合は明示的なアドレスが必要になります。address 要素を含むデバイス例について、以下を参照してください。
すべてのアドレスには、デバイスが置かれるバスを記述する必須の属性 type があります。指定されるデバイスに使用するアドレスを選択することは、デバイスおよびゲスト仮想マシンのアーキテクチャーによって部分的に制限されます。たとえば、ディスクデバイスは type='disk' を使用し、コンソールデバイスは、i686 または x86_64 ゲスト仮想マシンで type='pci' を使用するか、または PowerPC64 pseries ゲスト仮想マシンで type='spapr-vio' を使用します。各アドレスの <type> には、デバイスが置かれるバス上の場所を制御するオプション属性があります。追加属性は以下のようになります。
  • type='pci' - PCI アドレスには以下のような追加属性があります。
    • domain (2 バイトの 16 進整数。qemu は現在使用していません)
    • bus (0 から 0xfff までの 16 進値)
    • slot (0x0 から 0x1ff までの 16 進値)
    • function (0 から 7 までの値)
    • さらに、multifunction 属性も利用できます。これは、PCI コントロールレジスターの特定のスロット/機能のマルチファンクションビットをオンにするよう制御します。この multifunction 属性は、デフォルトで 'off' になりますが、マルチファンクションが使用されるスロットのファンクション 0 では 'on' に設定する必要があります。
  • type='drive - ドライブアドレスには、以下の追加属性があります。
    • controller- (2 桁のコントローラー番号)
    • bus - (2 桁のバス番号)
    • target - (2 桁のバス番号)
    • unit - (バス上の 2 桁のユニット番号)
  • type='virtio-serial' - 各 virtio-serial アドレスには、以下の追加属性があります。
    • controller - (2 桁のコントローラー番号)
    • bus - (2 桁のバス番号)
    • slot - (バス内の 2 桁のスロット)
  • type='ccid' - スマートカードに使用される CCID アドレスには、以下の追加属性があります。
    • bus - (2 桁のバス番号)
    • slot 属性 - (バス内の 2 桁のスロット)
  • type='usb' - USB アドレスには、以下の追加属性があります。
    • bus - (0 から 0xfff までの 16 進値)
    • port - (1.2 または 2.1.3.1 など最大 4 つのオクテットからなるドット区切りの表記)
  • type='spapr-vio - PowerPC pseries のゲスト仮想マシンで、デバイスは SPAPR-VIO バスに割り当てられます。これには、フラットな 64 ビットのアドレス空間があります。通常、デバイスは通常 0x1000 のゼロ以外の倍数で割り当てられますが、その他のアドレスも有効であり、libvirt によって許可されています。追加属性: reg (開始レジスターの 16 進値のアドレス) をこの属性に割り当てることができます。