5.5. virt-manager を使用した移行

このセクションでは、virt-manager を使ってあるホスト物理マシンから別のホスト物理マシンに KVM ゲスト仮想マシンを移行する方法について説明します。
  1. virt-manager を開く

    virt-manager を開きます。メインメニューバーで アプリケーションシステムツール仮想マシンマネージャー の順に選択し virt-manager を起動します。
    Virt-Manager のメインメニュー

    図5.1 Virt-Manager のメインメニュー

  2. 移動先のホスト物理マシンに接続する

    ファイル メニューをクリックし、次に 接続を追加 をクリックして移動先ホスト物理マシンに接続します。
    「接続を追加」のウィンドウを開く

    図5.2 「接続を追加」のウィンドウを開く

  3. 接続を追加する

    接続を追加 のウィンドウが表示されます。
    移動先のホスト物理マシンへの接続を追加する

    図5.3 移動先のホスト物理マシンへの接続を追加する

    以下のような詳細を入力します。
    • ハイパーバイザー: QEMU/KVM を選択します。
    • メソッド: 接続方式を選択します。
    • ユーザー名: リモートのホスト物理マシンのユーザー名を入力します。
    • ホスト名: リモートのホスト物理マシンのホスト名を入力します。
    接続 ボタンをクリックします。この例では SSH 接続を使用しているため、次のステップで指定ユーザーのパスワードを入力する必要があります。
    パスワードの入力

    図5.4 パスワードの入力

  4. ゲスト仮想マシンを移行する

    ソースのホスト物理マシン内にあるゲストの一覧を開き (ホスト名の左側にある小さい三角をクリックし)、移行するゲスト (この例では guest1-rhel6-64) を右クリックしてから マイグレーション をクリックします。
    移行するゲストの選択

    図5.5 移行するゲストの選択

    新しいホスト フィールドのドロップダウンリストを使い、ゲスト仮想マシンの移行先とするホスト物理マシンを選択し、マイグレーション をクリックします。
    移行先ホスト物理マシンの選択と移行プロセスの開始

    図5.6 移行先ホスト物理マシンの選択と移行プロセスの開始

    進捗ウィンドウが表示されます。
    進捗ウィンドウ

    図5.7 進捗ウィンドウ

    virt-manager には、移行先ホストで実行されている新たに移行したゲスト仮想マシンが表示されるようになります。ソースのホスト物理マシンで実行されていたゲスト仮想マシンは「停止中」の状態で表示されます。
    移行先ホスト物理マシンで実行される移行済みゲスト仮想マシン

    図5.8 移行先ホスト物理マシンで実行される移行済みゲスト仮想マシン

  5. オプション - ホスト物理マシンのストレージの詳細を表示する

    編集 メニューの 接続の詳細 をクリックすると、接続の詳細ウィンドウが表示されます。
    ストレージ タブをクリックします。移行先ホスト物理マシンの iSCSI ターゲットの詳細が表示されます。移行済みゲスト仮想マシンがストレージを使用しているマシンとして一覧表示されることに注意してください。
    ストレージの詳細

    図5.9 ストレージの詳細

    このホストは以下の XML 設定で定義されていました。
    
    <pool type='iscsi'>
        <name>iscsirhel6guest</name>
        <source>                            
            <host name='virtlab22.example.com.'/>
            <device path='iqn.2001-05.com.iscsivendor:0-8a0906-fbab74a06-a700000017a4cc89-rhevh'/>                           
        </source>                   
        <target>
            <path>/dev/disk/by-path</path>
        </target>
    </pool>
      ...
    

    図5.10 移行先ホスト物理マシンの XML 設定