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18.12.12. 制限事項

以下は、ネットワークフィルターサブシステムにおける現在知られている制限の一覧です。
  • 仮想マシンの移行は、ゲスト仮想マシンのトップレベルフィルターが参照するフィルターツリー全体が、ターゲットホストの物理マシンで利用可能な場合にのみ対応します。たとえば、ネットワークフィルターの clean-traffic は、すべての libvirt インストールで利用可能である必要があり、このフィルターを参照するゲスト仮想マシンの移行を有効にする必要があります。バージョンの互換性が問題ではないことを確認するには、パッケージを定期的に更新して、最新バージョンの libvirt を使用していることを確認してください。
  • インターフェイスに関連付けられたネットワークトラフィックフィルターを失わないように、バージョン 0.8.1 以降の libvirt インストール間で移行を行う必要があります。
  • ゲスト仮想マシンが VLAN (802.1Q) パケットを送信しても、プロトコル ID の arp、rarp、ipv4、ipv6 のルールでフィルターをかけることはできません。これらは、プロトコル ID、MAC、および VLAN でのみフィルターにかけることができます。そのため、フィルターの clean-traffic の例 例18.1「ネットワークフィルターリングの例」 は予想通りに機能しません。