22.13. 仮想化拡張機能を確認する

システムにハードウェアの仮想化拡張機能が備わっているかどうかを確認する場合にこのセクションを使用してください。完全仮想化の場合には仮想化拡張機能 (Intel VT-x または AMD-V) が必要になります。
  1. 次のコマンドを実行して利用できる CPU 仮想化拡張機能があるかを確認します。
    $ grep -E 'svm|vmx' /proc/cpuinfo
  2. 出力を分析します。
    • 以下の出力には vmx エントリーが含まれています。 Intel VT-x 拡張機能を備えた Intel プロセッサーであることがわかります。
      flags   : fpu tsc msr pae mce cx8 apic mtrr mca cmov pat pse36 clflush 
      	dts acpi mmx fxsr sse sse2 ss ht  tm syscall lm constant_tsc pni monitor ds_cpl
      	vmx est tm2 cx16 xtpr lahf_lm
    • 次の出力には svm エントリーが含まれています。 AMD-V 拡張機能を備えた AMD プロセッサーであることがわかります。
      flags   :  fpu tsc msr pae mce cx8 apic mtrr mca cmov pat pse36 clflush
      	mmx fxsr sse sse2 ht syscall nx mmxext fxsr_opt lm 3dnowext 3dnow pni cx16
      	lahf_lm cmp_legacy svm cr8legacy ts fid vid ttp tm stc
    何らかの出力が表示されていれば、 そのプロセッサーにはハードウェアの仮想化拡張機能が備わっていることになります。 ただし、 メーカー側によって BIOS で仮想化拡張機能が無効にされていることがあります。
    システムのハイパースレッド、 コア、 CPU に対してそれぞれ「flags:」出力の内容が複数回現れることがあります。
    仮想化拡張機能は BIOS で無効になっている場合があります。 機能が表示されない、 または完全仮想化が機能しないなどの場合は 手順22.2「BIOS 内で仮想化拡張を有効にする」 を参照してください。
  3. KVM サブシステムがロードされているか確認します。

    追加のチェックとして、 カーネル内に kvm モジュールがロードされているか確認します。
    # lsmod | grep kvm
    出力に kvm_intelkvm_amd のいずれかが含まれていれば、 kvm ハードウェアの仮想化モジュールは読み込まれているため、 ご使用のシステムは要件を満たしているということになります。

注記

libvirt パッケージをインストールしている場合は、 virsh コマンドで仮想化システムの機能の全一覧を出力させることができます。 root で virsh capabilities を実行して全一覧を表示させます。