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14.15.2.2. 現在のドメインのスナップショットを作成する

virsh snapshot-create-as domain コマンドは、ドメイン XML ファイルで指定されたプロパティー (<name> 要素や <description> 要素など) を使用して、ドメインのスナップショットを作成します。これらの値が XML 文字列に含まれていない場合、libvirt 値を選択します。スナップショットを作成するには、以下のコマンドを実行します。
# virsh snapshot-create-as domain {[--print-xml] | [--no-metadata] [--reuse-external]} [name] [description] [--diskspec] diskspec]
残りのオプションは次のとおりです。
  • --print-xml は、実際にスナップショットを作成するのではなく、出力として snapshot-create に適切な XML を作成します。
  • --diskspec オプションを使用して、--disk-only および外部チェックポイントによる外部ファイルの作成方法を制御できます。このオプションは、ドメイン XML 内の <disk> 要素の数に従って、複数回指定できます。各 <diskspec> は、disk [,snapshot=type][,driver=type][,file=name]の形式です。ディスクまたはfile=nameにリテラルのコンマを含める場合は、2 番目のコンマでエスケープします。domain、name、および description の 3 つすべてが含まれている場合を除き、ディスクスペックの前にリテラル --diskspec を指定する必要があります。たとえば、ディスクスペックが vda,snapshot=external,file=/path/to,,new の場合は、以下の XML になります。
    
    <disk name=’vda’ snapshot=’external’>
       <source file=’/path/to,new’/>
    </disk>
    
  • --reuse-external は、既存のファイルを宛先として再利用する外部スナップショットを作成します (このファイルが上書きされることを意味します)。この宛先が存在しない場合、既存のファイルの内容が失われないように、スナップショット要求は拒否されます。
  • --no-metadata はスナップショットデータを作成しますが、メタデータはすぐに破棄されます (つまり、libvirt はスナップショットを最新として処理せず、また、snapshot-create が、その後、libvirt にメタデータを再度教えるために使用されない限り、スナップショットに戻ることはできません)。このオプションは --print-xml と互換性がありません。