第9章 ゲスト仮想マシンの高度な管理

本章では、システムリソースがゲスト仮想マシンで利用可能な場合に、それらのリソースの微調整を行ったり、制御したりするための高度な管理ツールについて説明します。

9.1. コントロールグループ (cgroup)

Red Hat Enterprise Linux 6 では、コントロールグループ と呼ばれる新たなカーネル機能を搭載しています。この機能は cgroup とも呼ばれています。cgroup により、ユーザーは CPU 時間、システムメモリー、ネットワーク帯域幅などのリソースやそれらのリソースの組み合わせをシステム上で実行中のユーザー定義のタスクグループ (プロセス) に割り当てることができるようになります。また、設定した cgroup のモニタリングを行ったり、特定のリソースに対する cgroup のアクセスを拒否することができるほか、稼働中のシステムで cgroup を動的に再設定することもできます。
cgroup 機能は libvirt で完全にサポートされています。デフォルトでは、各ゲストは libvirt により各種コントローラー用の別々のコントロールグループに配置されます (メモリー、CPU、blkio、デバイスなど)。
ゲストは起動される時点ですでに cgroup に属します。ここで必要な設定は cgroup でのポリシーの設定のみになります。cgroup についての詳細は、『Red Hat Enterprise Linux リソース管理ガイド』 を参照してください。