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第17章 仮想ネットワーク

本章では、 libvirt を使った仮想ネットワークの作成、 起動、停止、削除、変更などを行なう際に理解しておく必要がある概念について説明します。
詳細は libvirt についての参照情報の章を参照してください。

17.1. 仮想ネットワークスイッチ

Libvirt 仮想ネットワークは、仮想ネットワークスイッチの概念を使用します。仮想ネットワークスイッチは、仮想マシン(ゲスト)の接続先となるホストの物理マシンサーバーで動作するソフトウェア構築です。ゲストのネットワークトラフィックは、このスイッチを介して転送されます。

図17.1 2 台のゲストを含めた仮想ネットワークスイッチ

2 台のゲストを含めた仮想ネットワークスイッチ
Linux ホストの物理マシンサーバーは、仮想ネットワークスイッチをネットワークインターフェースとして表します。libvirtd デーモン(libvirt)を最初にインストールして起動すると、仮想ネットワークスイッチを表すデフォルトのネットワークインターフェースが virbr0 になります。
この virbr0 インターフェースは、他のインターフェースと同様に ip コマンドを使用して表示できます。
 $ ip addr show virbr0
 3: virbr0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UNKNOWN
     link/ether 1b:c4:94:cf:fd:17 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
     inet 192.168.122.1/24 brd 192.168.122.255 scope global virbr0