第23章 ドメイン XML の操作

この章では、ゲスト仮想マシン XML 設定ファイル (または ドメイン XML) のコンポーネントについて詳細に説明します。この章では、ドメイン という用語は、すべてのゲスト仮想マシンに必要なルートの <domain> 要素を指します。ドメイン XML には、typeid の 2 つの属性があります。type はドメインを実行するために使用されるハイパーバイザーを指定します。許可される値はドライバーに固有の値ですが、KVM およびその他の値が含まれます。id は実行中のゲスト仮想マシンの固有の整数識別子です。非アクティブなマシンには id 値がありません。本章のこのセクションではドメイン XML の各種コンポーネントについて説明します。本書の他の章は、ドメイン XML の操作に関連して本章に言及する場合があります。

重要

ドメイン XML ファイルのコンポーネントを編集するには、サポートされている管理インターフェース (virshVirtual Machine Manager など) およびコマンド (virt-xmlなど) のみを使用します。テキストエディターで直接ドメイン XML ファイルを開いたり、編集したりしないでください。ドメイン XML ファイルを直接編集する必要がある場合は、virsh edit コマンドを使用してください。

注記

本章は、libvirt のアップストリームのドキュメント を基にしています。

23.1. 一般的な情報およびメタデータ

この情報はドメイン XML の以下の部分に入ります。

<domain type='kvm' id='3'>
  <name>fv0</name>
  <uuid>4dea22b31d52d8f32516782e98ab3fa0</uuid>
  <title>A short description - title - of the domain</title>
  <description>A human readable description</description>
  <metadata>
    <app1:foo xmlns:app1="http://app1.org/app1/">..</app1:foo>
    <app2:bar xmlns:app2="http://app1.org/app2/">..</app2:bar>
  </metadata>
  ...
</domain>

図23.1 ドメイン XML メタデータ

ドメイン XML のこのセクションを構成するコンポーネントは以下の通りです。

表23.1 一般的なメタデータの要素

要素説明
<name>仮想マシンの名前を割り当てます。この名前には英数文字のみを使用する必要があり、単一ホスト物理マシン内で固有なものにする必要があります。これは多くの場合、永続的な設定ファイルを格納する目的でファイル名を作成するために使用されます。
<uuid>仮想マシンのグローバルに固有となる識別子を割り当てます。形式は、たとえば 3e3fce45-4f53-4fa7-bb32-11f34168b82b のように RFC 4122 に準拠している必要があります。新規マシンの定義または作成時にこれを省略すると、ランダムな UUID が生成されます。さらに sysinfo 仕様で UUID を指定することもできます。
<title>ドメインの簡単な説明用のスペースが作成されます。タイトルには改行を含めることができません。
<description>title とは異なり、このデータは libvirt では全く使用されず、ここにはユーザーが表示するよう選択するすべての情報を含めることができます。
<metadata>カスタムメタデータを XML ノード/ツリーの形式で格納するためにアプリケーションで使用されます。アプリケーションは、XML ノード/ツリーのカスタム名前空間を使用する必要があります。この場合、1 つの名前空間に 1 つのトップレベル要素のみがあります (アプリケーションに構造が必要な場合は、名前空間の要素にサブ要素を作成する必要があります)。