C.3. アプリケーションの制限

仮想化には、特定の種類のアプリケーションを不安定にする側面があります。
I/O スループット要件の高いアプリケーションでは、完全仮想化ゲスト用に KVM の準仮想化ドライバー (virtio ドライバー) の使用をお勧めします。virtio ドライバーがないと、特定のアプリケーションは I/O 負荷が高い場合に予期できない動きをする場合があります。
以下のアプリケーションは、 I/O 要件が高い場合は回避することをお勧めします。
  • kdump サーバー
  • netdump サーバー
I/O を過剰に使用したり、リアルタイムのパフォーマンスが要求されるアプリケーションやツールは、慎重に評価することをお勧めします。I/O パフォーマンスを高めるには、virtio ドライバーまたは PCI デバイス割り当ての使用を検討してください。完全仮想化ゲスト用の virtio ドライバーの詳細は、5章KVM 準仮想化 (virtio) ドライバー を参照してください。また、PCI デバイス割り当ての詳細は 16章ゲスト仮想マシンデバイスの設定 を参照してください。
仮想化環境でアプリケーションを実行すると、パフォーマンスが若干低下します。仮想化でより新しく速いハードウェアに統合することでパフォーマンスにどのような利点がもたらされるかを判断するには、仮想化の使用に関連するアプリケーションの潜在的なパフォーマンス問題を対象にして評価することをお勧めします。