第12章 ネストされた仮想化

12.1. 概要

Red Hat Enterprise Linux 7.5 では、ネストされた仮想化 を KVM ゲスト仮想マシンのテクノロジープレビューとして利用できます。この機能を使うと、物理ホスト (レベル 0 または L0 とも言う) で実行されるゲスト仮想マシン (レベル 1 または L1) はハイパーバイザーとして機能し、独自のゲスト仮想マシン (L2) を作成できます。
ネストされた仮想化は、制限のある環境でハイパーバイザーをデバッグしたり、数に制限のある物理リソース上の規模の大きい仮想デプロイメントをテストしたりするのに役立ちます。ただし、ネストされた仮想化はユーザーの本番稼動環境ではサポートされず、推奨もされておらず、これは主に開発およびテスト目的で使用されることが意図されていることに注意してください。
ネストされた仮想化はホストの仮想化拡張機能に依存した状態で機能します。これをQEMU Tiny Code Generator (TCG) エミュレーションを使用して仮想想環境でゲストを実行することと混同しないようにしてください。後者は、Red Hat Enterprise Linux ではサポートされません。