14.6. 既存イメージの別形式への変換

convert オプションは、認識されたイメージの形式を別のイメージ形式に変換するために使用されます。許可される形式の一覧は 「qemu-img でサポートされる形式」 を参照してください。
# qemu-img convert [-c] [-p] [-f fmt] [-t cache] [-O output_fmt] [-o options] [-S sparse_size] filename output_filename
-p パラメーターは、コマンドの進捗を表示し (オプションのため、すべてのコマンドに使用できる訳ではありません)、-S フラグは、ディスクイメージ内に含まれる スパースファイル の作成を可能にします。スパースファイルは実際、ゼロ (0) のみを含む (つまり何も含まない) 物理ブロックの場合を除き、標準ファイルのように機能します。オペレーティングシステムがこのファイルを発見すると、いずれのディスク領域も使用していないものの、実際に存在し、実際のディスク領域を占めるものとしてこのファイルを処理します。これは、ディスクの使用領域が実際よりも多く表示されるため、ゲスト仮想マシンのディスクを作成する際にはとりわけ役に立ちます。たとえば、10Gb のディスクイメージで -S を 50Gb に設定する場合、実際に使用されているのは 10Gb のみであるのにもかかわらず、10Gb のディスク領域のサイズが 60Gb のように表示されます。
filename 形式を使って、 output_filename ディスクイメージをoutput_format ディスクイメージに変換します。-c オプションを使うとディスクイメージをオプションで圧縮することができます。また、-o オプションを使って -o encryption のように設定すると暗号化することができます。-o パラメーターと共に使用できるオプションは複数あり、これらは選択する形式によって異なる点に注意してください。
qcow2 および qcow2 形式のみが暗号化および圧縮に対応しています。qcow2 暗号化はセキュアな 128 ビットキーで AES 形式を使用します。qcow2 圧縮は読み取り専用であるため、圧縮されたセクターが qcow2 形式から変換されると、非圧縮データとして新しい形式に書き込まれます。
qcowcow などのサイズが大きくなる可能性のある形式を使用する場合、イメージの変換はイメージのサイズを小さくできるため便利です。空のセクターは検出され、変換後のイメージから削除されます。