15.9. イメージのバッキングファイルの再設定

qemu-img rebase はイメージのバッキングファイルを変更します。
# qemu-img rebase [-f fmt] [-t cache] [-p] [-u] -b backing_file [-F backing_fmt] filename
バッキングファイルが backing_file に変更され (filename の形式がこの機能に対応している場合)、バッキングファイルの形式は backing_format に変更されます。

注記

バッキングファイルの変更 (再設定) に対応するのは qcow2 形式のみになります。
この再設定 rebase の動作には、safe モードと unsafe モードの 2 種類があります。
デフォルトでは safe モードが使用され、実際の再設定の操作が実行されます。新しいバッキングファイルは古いバッキングファイルとは異なる可能性があるため、qemu-img rebase コマンドではゲスト仮想マシンに表示される filename のコンテンツは変更されないようにします。backing_filefilename の古いバッキングファイル間で異なるクラスターは、バッキングファイルに変更が加えられる前に filename にマージされます。
safe モードはイメージの変換と同様、時間を要する動作になります。正しく動作させるには古いバッキングファイルが必要となります。
qemu-img rebase-u オプションを渡すと unsafe モードが使用されます。このモードでは、filename のバッキングファイル名と形式のみが変更され、ファイルのコンテンツに対するチェックは行われません。新しいバッキングファイルを正しく指定していることを必ず確認してください。誤って指定していると、ゲストに表示されるイメージのコンテンツが破損することになります。
このモードはバッキングファイルの名前変更や移動を行う際に便利です。これを実行する際に、古いバッキングファイルへのアクセスは不要になります。たとえばこのモードは、バッキングファイルがすでに移動または名前変更されているイメージの修正を行う場合に使用できます。