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14.9. イメージのバックアップファイルの再生
qemu-img rebase は、イメージのバッキングファイルを変更します。
# qemu-img rebase [-f fmt] [-t cache] [-p] [-u] -b backing_file [-F backing_fmt] filename
バッキングファイルの形式が backing_file に変更され (filename の形式がこの機能に対応している場合)、バッキングファイルの形式が backing_format に変更されます。
注記
バッキングファイル (リベース) の変更に対応するのは、qcow2 形式のみです。
rebase が動作できるモードには、
safe
と unsafe
の 2 つがあります。
safe
モードは、デフォルトで使用され、実際のリベース操作を実行します。新しいバッキングファイルは古いファイルとは異なる場合があり、qemu-img rebase は、ゲストの仮想マシンで認識される filename の内容を変更せずに保持します。これを実現するため、filename の backing_file と古いバッキングファイルとで異なるクラスターは、すべて filename にマージされてから、バッキングファイルを変更します。
safe
モードはイメージの変換に相当する費用のかかる動作であることに注意してください。古いバッキングファイルは、正常に完了するために必要です。
unsafe
モードは、-u オプションが qemu-img rebase に渡される場合に使用されます。このモードでは、ファイルの内容を確認せずに、バッキングファイルの名前と filename の形式のみが変更されます。新しいバッキングファイルが正しく指定されていることを確認してください。指定されていない場合、イメージのゲストに表示されるコンテンツが破損します。
このモードは、バッキングファイルの名前変更や移動に役立ちます。アクセス可能な古いバッキングファイルがなくても使用できます。たとえば、バッキングファイルがすでに移動または名前変更されているイメージを修正するために使用できます。