第9章 libvirt を使用したネットワークブート

ゲスト仮想マシンは、PXE を有効にして起動できます。PXE により、ゲスト仮想マシンの起動が可能になり、ネットワーク自体から設定をロードできるようになります。このセクションでは、libvirt を使って PXE ゲストを設定する基本的なステップを説明します。
このセクションでは、ブートイメージの作成や PXE サーバーは説明されません。ここでは、プライベートまたはブリッジネットワークで libvirt を設定し、PXE ブートを有効にしてゲスト仮想マシンを起動する方法を説明します。

警告

ここでの手順は、例としてのみ示されています。次に進む前に、十分なバックアップがなされていることを確認してください。

9.1. ブートサーバーの準備

本章のステップを実行するには、以下が必要となります。
  • PXE サーバー (DHCP および TFTP) - これは libvirt 内部サーバー、手動設定のDHCP および TFTP、dnsmasq、Cobbler 設定のサーバー、他のサーバーのいずれでも可能です。
  • ブートイメージ - 手動設定または Cobbler 設定の PXELINUX

9.1.1. プライベート libvirt ネットワーク上での PXE ブートサーバーの設定

以下の例では デフォルト ネットワークを使用します。以下のステップを実行してください。

手順9.1 PXE ブートサーバーの設定

  1. PXE ブートイメージおよび設定内容を /var/lib/tftpboot に配置します。
  2. 以下のコマンドを入力します。
    # virsh net-destroy default
    # virsh net-edit default
  3. <ip>デフォルト ネットワークの設定ファイルで 要素を編集し、適切なアドレス、ネットワークマスク、DHCP アドレス範囲および起動ファイルを組み込みます。ここで、BOOT_FILENAME はゲスト仮想マシンの起動に使用するファイル名を表します。
    <ip address='192.168.122.1' netmask='255.255.255.0'>
       <tftp root='/var/lib/tftpboot' />
       <dhcp>
          <range start='192.168.122.2' end='192.168.122.254' />
          <bootp file='BOOT_FILENAME' />
       </dhcp>
    </ip>
  4. 以下を実行します。
    # virsh net-start default
  5. PXE を使用してゲストを起動します (「PXE を使用したゲストの起動」 を参照)。