第10章 ハイパーバイザーおよび仮想マシンの登録
- 仮想システムに固有のサブスクリプションはすぐに利用可能となり、関連付けられた仮想マシンすべてに適用できます。
- ハイパーバイザーから継承できるサブスクリプションの利点すべてはすぐに利用可能となり、関連付けられた仮想マシンすべてに適用できます。
注記
10.1. ホスト物理マシンへの virt-who のインストール
KVM ハイパーバイザーを登録します。
KVM ハイパーバイザーは、ホスト物理マシンの端末で root ユーザーとしてsubscription-manager register [options]
コマンドを実行して登録します。#subscription-manager register --help
メニューを使用するとさらに多くのオプションを利用できます。ユーザー名とパスワードを使用する場合には、Subscription Manager アプリケーションが認識する認証情報を使用します。サブスクリプションの初回使用時でユーザーアカウントがない場合には、カスタマーサポートにお問い合わせください。たとえば、「admin」としてパスワード「secret」を使用して仮想マシンを登録する場合は次のコマンドを入力します。[root@rhel-server ~]#
subscription-manager register --username=admin --password=secret --auto-attach
virt-who パッケージをインストールします。
ホスト物理マシンで以下のコマンドを実行することで virt-who パッケージをインストールします。#
yum install virt-who
virt-who 設定ファイルを作成します。
各ハイパーバイザーの/etc/virt-who.d/
ディレクトリーに設定ファイルを追加します。最低でも、ファイルには次のスニペットが含まれている必要があります。[libvirt] type=libvirt
virt-who
の設定に関する詳細は、「virt-who
の設定」を参照してください。virt-who サービスを起動します。
ホスト物理マシンで以下のコマンドを実行することで virt-who サービスを起動します。#
systemctl start virt-who.service
#systemctl enable virt-who.service
virt-who サービスがゲスト情報を受信していることを確認します。
この時点で、virt-who サービスはホストからドメインの一覧の取得を開始します。ホスト物理マシンで/var/log/rhsm/rhsm.log
ファイルをチェックし、ファイルにゲスト仮想マシンの一覧が含まれることを確認します。例を以下に示します。2015-05-28 12:33:31,424 DEBUG: Libvirt domains found: [{'guestId': '58d59128-cfbb-4f2c-93de-230307db2ce0', 'attributes': {'active': 0, 'virtWhoType': 'libvirt', 'hypervisorType': 'QEMU'}, 'state': 5}]
手順10.1 カスタマーポータルでのサブスクリプション管理
ハイパーバイザーのサブスクライブ
仮想マシンはハイパーバイザーと同じサブスクリプションの利点を受けることができるため、ハイパーバイザーに有効なサブスクリプションがあることを確認し、そのサブスクリプションを仮想マシンが使用できることを確認するのは重要です。カスタマーポータルへのログイン
ログインするには、Red Hat カスタマーポータルで Red Hat アカウント資格情報を入力します。「システム」のリンクをクリックします。
マイサブスクリプション インターフェースの システム セクションに移動します。ハイパーバイザーを選択します。
「システム」ページには、サブスクライブ済みシステムの一覧が表示されます。ハイパーバイザーの名前 (例:localhost.localdomain
) をクリックします。サブスクリプションのアタッチ をクリックし、一覧表示されたサブスクリプションをすべて選択します。 をクリックします。これにより、ホストの物理サブスクリプションがハイパーバイザーに割り当てられ、ゲストがサブスクリプションを利用できるようになります。
ゲスト仮想マシンのサブスクライブ: 初回時の使用
この手順は、新規サブスクリプションがあっても、一度もゲスト仮想マシンをサブスクライブしたことのない場合に適用できます。仮想マシンを追加する場合にはこの手順を省略してください。virt-who サービスを実行するマシン上でハイパーバイザープロファイルに割り当てられたサブスクリプションを使用するには、ゲスト仮想マシンの端末で次のコマンドを実行して自動サブスクライブを実行します。[root@virt-who ~]#
subscription-manager attach --auto
追加ゲスト仮想マシンのサブスクライブ
仮想マシンを初めてサブスクライブした場合にはこの手順を省略してください。仮想マシンを追加する場合は、このコマンドを実行しても、必ずしも同じサブスクリプションがゲスト仮想マシンに再アタッチされるわけではないことに注意してください。これは、特定のゲスト仮想マシンに必要な分を解決するためにすべてのサブスクリプションを削除してから自動アタッチを許可することで、以前と異なるサブスクリプションが使用される可能性があるためです。お使いのシステムには影響しない場合もありますが、この点には留意する必要があります。以下に説明していませんが、アタッチの手動の手順に従って仮想マシンをアタッチする場合、自動アタッチが機能しないため、それらの仮想マシンを手動で再アタッチする必要があります。以下のコマンドを使用して、古いゲストのサブスクリプションを削除してから自動アタッチを使用してサブスクリプションをすべてのゲストにアタッチします。ゲスト仮想マシンで次のコマンドを実行します。[root@virt-who ~]#
subscription-manager remove --all
[root@virt-who ~]#subscription-manager attach --auto
サブスクリプションがアタッチされていることを確認します。
ゲスト仮想マシンで以下のコマンドを実行して、サブスクリプションがハイパーバイザーに割り当てられていることを確認します。[root@virt-who ~]#
subscription-manager list --consumed
以下のような出力が表示されます。サブスクリプションの詳細に注意してください。「Subscription is current」と記載されているはずです。[root@virt-who ~]#
subscription-manager
+-------------------------------------------+ Consumed Subscriptions +-------------------------------------------+ Subscription Name: Awesome OS with unlimited virtual guests Provides: Awesome OS Server Bits SKU: awesomeos-virt-unlimited Contract: 0 Account: ######### Your account number ##### Serial: ######### Your serial number ###### Pool ID: XYZ123list --consumed
Provides Management: No Active: True Quantity Used: 1 Service Level: Service Type: Status Details: Subscription is current
Subscription Type: Starts: 01/01/2015 Ends: 12/31/2015 System Type: Virtual
システムにアタッチするサブスクリプションの ID がここに表示されます。ID は手動でサブスクリプションをアタッチする場合に必要になります。サブスクリプションが最新であるかどうかを示します。サブスクリプションが最新でない場合、エラーメッセージが表示されます。この例の 1 つが、ゲストがどのホストでも報告されず、一時的なマップされていないゲストのサブスクリプションを使用している場合です。この場合、ゲストをサブスクライブする必要があります。その他の場合は 「サブスクリプションステータスでエラーが出ました。どうすればよいですか?」 に記載されている情報を参照してください。追加ゲストの登録
ハイパーバイザーに新規のゲスト仮想マシンをインストールする場合、ゲスト仮想マシンで以下のコマンドを実行して新規の仮想マシンを登録し、ハイパーバイザーにアタッチされているサブスクリプションを使用する必要があります。#
subscription-manager register
#subscription-manager attach --auto
#subscription-manager list --consumed
10.1.1. virt-who
の設定
virt-who
サービスは、以下のファイルを使用して設定されます。
/etc/virt-who.conf
- 接続されているハイパーバイザーの変更を確認する間隔など、一般的な設定情報が含まれています。/etc/virt-who.d/hypervisor_name.conf
- 特定のハイパーバイザーの設定情報が含まれています。
virt-who.conf
に必要なスニペットを生成するために提供されます。カスタマーポータルの Red Hat Virtualization Agent (virt-who) Configuration Helper でウィザードを実行できます。
Subscription Asset Manager
libvirt
virt-who
は指定のハイパーバイザーで既存および将来的なゲストに選択されたサブスクリプションを自動的に提供します。
virt-who-config
man ページを参照してください。
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