20.18. QEMU 引数のドメイン XML への変換

virsh domxml-from-native コマンドは、QEMU 引数の既存のセットをドメイン XML 設定ファイルに変換する方法を提供します。この設定ファイルはその後 libvirt で使用できます。ただし、このコマンドは、既存の QEMU ゲストがコマンドラインから以前に起動されている場合に、これらのゲストを libvirt で管理できるように変換する目的でのみ使用されることになっている点に注意してください。このため、ここに説明されている方法は、新しいゲストをゼロから作成するためには使用しないでください。新しいゲストは virsh、virt-install、または virt-manager を使って作成する必要があります。追加情報については、libvirt のアップストリームの web サイト を参照してください。

手順20.3 QEMU ゲストを libvirt に変換する方法

  1. QEMU ゲストを引数ファイル (ファイルタイプは *.args) で起動します。この例では、demo.args になります。
    $ cat demo.args
    LC_ALL=C
    PATH=/bin
    HOME=/home/test
    USER=test
    LOGNAME=test /usr/bin/qemu -S -M pc -m 214 -smp 1 -nographic -monitor pty -no-acpi -boot c -hda /dev/HostVG/QEMUGuest1 -net none -serial none -parallel none -usb
  2. このファイルをドメイン XML ファイルに変換して、ゲストを libvirt で管理できるようにするには、以下のコマンドをターミナルに入力します。qemu-guest1 をゲスト仮想マシンの名前で、demo.args を QEMU args ファイルのファイル名で置き換えます。
    virsh domxml-from-native qemu-guest1 demo.args
    このコマンドは、demo.args ファイルを以下のドメイン XML ファイルに変換します。
    
    <domain type='qemu'>
      <uuid>00000000-0000-0000-0000-000000000000</uuid>
      <memory>219136</memory>
      <currentMemory>219136</currentMemory>
      <vcpu>1</vcpu>
      <os>
        <type arch='i686' machine='pc'>hvm</type>
        <boot dev='hd'/>
      </os>
      <clock offset='utc'/>
      <on_poweroff>destroy</on_poweroff>
      <on_reboot>restart</on_reboot>
      <on_crash>destroy</on_crash>
      <devices>
        <emulator>/usr/bin/qemu</emulator>
        <disk type='block' device='disk'>
          <source dev='/dev/HostVG/QEMUGuest1'/>
          <target dev='hda' bus='ide'/>
        </disk>
      </devices>
    </domain>

    図20.1 ゲスト仮想マシンの新規設定ファイル