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23.21. 仮想マシンの XML 設定例

以下の表は、ゲスト仮想マシン (VM) の XML 設定例 (ドメイン XML とも呼ばれる) を示しています。また、設定の内容についても説明しています。
仮想マシンの XML 設定を取得するには、virsh dumpxml コマンドを使用します。仮想マシン設定の編集方法の詳細は、Virtualization Getting Started Guide を参照してください。

表23.33 ドメイン XML 設定の例

ドメイン XML セクション 説明
								
	<domain type='kvm'>
	<name>Testguest1</name>
	<uuid>ec6fbaa1-3eb4-49da-bf61-bb02fbec4967</uuid>
	<memory unit='KiB'>1048576</memory>
	<currentMemory unit='KiB'>1048576</currentMemory>
	<vcpu placement='static'>1</vcpu>

これは、1024 MiB の割り当て RAM を持つ Testguest1 と呼ばれる KVM です。仮想マシンの全般パラメーターの設定方法は、「一般情報およびメタデータ」 を参照してください。
									
	<vcpu placement='static'>1</vcpu>

ゲスト仮想マシンに 1 つの vCPU が割り当てられています。CPU 割り当ての詳細は、「CPU の割り当て」 を参照してください。
					 		
	<os>
		<type arch='x86_64' machine='pc-i440fx-2.9'>hvm</type>
		<boot dev='hd'/>
	</os>

マシンアーキテクチャーは AMD64 および Intel 64 のアーキテクチャーに設定され、Intel 440FX マシンタイプを使用して機能の互換性を判断します。OS はハードドライブから起動します。オペレーティングシステムのパラメーターの変更方法は、「オペレーティングシステムの起動」 を参照してください。
					 		
	<features>
		<acpi/>
		<apic/>
		<vmport state='off'/>
	</features>

ハイパーバイザー機能の acpi および apic が無効になり、VMware IO ポートが無効になります。ハイパーバイザー機能の変更方法は、「ハイパーバイザーの機能」 を参照してください。
					 		
	<cpu mode='host-passthrough' check='none'/>

ゲスト CPU の機能は、ホスト CPU の機能と同じに設定されます。CPU 機能の変更の詳細は、「CPU モデルとトポロジー」 を参照してください。
							
	<clock offset='utc'>
		<timer name='rtc' tickpolicy='catchup'/>
		<timer name='pit' tickpolicy='delay'/>
		<timer name='hpet' present='no'/>
	</clock>

ゲストの仮想ハードウェアクロックは UTC タイムゾーンを使用します。また、QEMU ハイパーバイザーと同期するために、異なるタイマーが 3 つ設定されます。時間管理設定の変更の詳細は、「時間管理」 を参照してください。
							
	<on_poweroff>destroy</on_poweroff>
	<on_reboot>restart</on_reboot>
	<on_crash>destroy</on_crash>

仮想マシンの電源がオフの場合や、その OS が予期せず終了すると、libvirt がゲストを終了して、割り当てられたリソースをすべて解放します。ゲストは、再起動すると同じ設定で再起動します。この設定の詳細は、「イベントの設定」 を参照してください。
							
	<pm>
		<suspend-to-mem enabled='no'/>
		<suspend-to-disk enabled='no'/>
	</pm>

このゲスト仮想マシンの S3 および S4 の ACPI のスリープ状態は無効になります。 " />.
					 		
	<devices>
		<emulator>/usr/bin/qemu-kvm</emulator>
		<disk type='file' device='disk'>
			<driver name='qemu' type='qcow2'/>
			<source file='/var/lib/libvirt/images/Testguest.qcow2'/>
			<target dev='hda' bus='ide'/>
			<address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='0'/>
		</disk>
		<disk type='file' device='cdrom'>
			<driver name='qemu' type='raw'/>
			<target dev='hdb' bus='ide'/>
			<readonly/>
			<address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='1'/>
		</disk>

仮想マシンは、エミュレーションに /usr/bin/qemu-kvm バイナリーファイルを使用します。また、2 つのディスクが割り当てられています。最初のディスクは、ホストに格納されている /var/lib/libvirt/images/Testguest.qcow2 をベースにした仮想ハードドライブで、このドライブの論理デバイス名は hda に設定されます。ディスクの管理の詳細は、「ハードドライブ、フロッピーディスク、および CD-ROM」 を参照してください。
							
		<controller type='usb' index='0' model='ich9-ehci1'>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x05' function='0x7'/>
		</controller>
		<controller type='usb' index='0' model='ich9-uhci1'>
			<master startport='0'/>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x05' function='0x0' multifunction='on'/>
		</controller>
		<controller type='usb' index='0' model='ich9-uhci2'>
			<master startport='2'/>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x05' function='0x1'/>
		</controller>
		<controller type='usb' index='0' model='ich9-uhci3'>
			<master startport='4'/>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x05' function='0x2'/>
		</controller>
		<controller type='pci' index='0' model='pci-root'/>
		<controller type='ide' index='0'>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x01' function='0x1'/>
		</controller>
		<controller type='virtio-serial' index='0'>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x06' function='0x0'/>
		</controller>

仮想マシンは、USB デバイスの接続に 4 つのコントローラーを使用し、PCIe (PCI-Express) デバイスには root コントローラーを使用します。さらに、virtio-serial コントローラーが利用できるため、仮想マシンは、シリアルコンソールなど、各種方法でホストを操作できます。コントローラーの設定の詳細は、「コントローラー」 を参照してください。
					 	
		<interface type='network'>
			<mac address='52:54:00:65:29:21'/>
			<source network='default'/>
			<model type='rtl8139'/>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x03' function='0x0'/>
		</interface>

ネットワークインターフェースは、デフォルト の仮想ネットワークおよび rtl8139 ネットワークデバイスモデルを使用する仮想マシンに設定されます。ネットワークインターフェースの設定の詳細は、「ネットワークインターフェース」 を参照してください。
						
		<serial type='pty'>
			<target port='0'/>
		</serial>
		<console type='pty'>
			<target type='serial' port='0'/>
		</console>
		<channel type='spicevmc'>
			<target type='virtio' name='com.redhat.spice.0'/>
			<address type='virtio-serial' controller='0' bus='0' port='1'/>
		</channel>

仮想マシンにはpty シリアルコンソールが設定されており、これにより、ホストと最も基本的な仮想マシンの通信が可能になります。準仮想化SPICE チャンネルを使用します。この設定は自動で設定されており、設定の変更は推奨されません。キャラクターデバイスの概要は、「ネットワークインターフェース」 を参照してください。serial ports および consoles の詳細は、「ゲスト仮想マシンのインターフェース」 を参照してください。channels の詳細は、「Channel」 を参照してください。
					 	
		<input type='mouse' bus='ps2'/>
		<input type='keyboard' bus='ps2'/>

仮想マシンは、マウスおよびキーボードを受信するように設定されている仮想ps2 ポートを使用します。この設定は自動で設定されており、設定の変更は推奨されません。詳細は、「入力デバイス」 を参照してください。
					 	
		<graphics type='spice' autoport='yes'>
			<listen type='address'/>
			<image compression='off'/>
		</graphics>

仮想マシンは、SPICE プロトコルを使用して、自動割り当てポート番号とイメージ圧縮が無効になっているグラフィカル出力をレンダリングします。グラフィックデバイスの設定方法は、「グラフィカルフレームバッファー」 を参照してください。
					 		
		<sound model='ich6'>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x04' function='0x0'/>
		</sound>
		<video>
			<model type='qxl' ram='65536' vram='65536' vgamem='16384' heads='1' primary='yes'/>
			<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x02' function='0x0'/>
		</video>

ICH6 HDA サウンドデバイスが仮想マシン用に設定され、QEMU QXL 準仮想化フレームバッファーデバイスがビデオアクセラレーターとして設定されます。この設定は自動で設定されており、設定の変更は推奨されません。sound devices の設定方法は、「サウンドデバイス」 を参照してください。video devices の設定は、「ビデオデバイス」 を参照してください。
							
		<redirdev bus='usb' type='spicevmc'>
				<address type='usb' bus='0' port='1'/>
		</redirdev>
		<redirdev bus='usb' type='spicevmc'>
				<address type='usb' bus='0' port='2'/>
		</redirdev>
		<memballoon model='virtio'>
				<address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x07' function='0x0'/>
		</memballoon>
	</devices>
</domain>

仮想マシンには、USB デバイスをリモートで接続するためのリダイレクトが 2 つあり、メモリーバルーニング がオンになっています。この設定は自動で設定されており、設定の変更は推奨されません。詳細は、「リダイレクトされたデバイス」 を参照してください。