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21.2. 書き込みバリアの有効化および無効化

電源供給の停止が発生した場合のデータ破損のリスクを軽減するため、バッテリー駆動の書き込みキャッシュを使用するストレージデバイスがあります。一般的にはハイエンドのアレイや数種のハードウェアコントローラではバッテリー駆動の書き込みキャッシュを使用しています。ただし、キャッシュの揮発性がカーネルには見えないため、Red Hat Enterprise Linux 7 ではデフォルトで、対応している全ジャーナリングファイルシステム上の書き込みバリアを有効にしています。

注記

書き込みキャッシュは I/O のパフォーマンス向上を目的として設計されています。ただし、書き込みバリアを有効にするということは、これらのキャッシュを継続的にフラッシュするということであり、これにより大幅なパフォーマンス低下が生じる可能性があります。
揮発性ではないバッテリー駆動の書き込みキャッシュを持つデバイスや、書き込みキャッシュ機能を無効にしているデバイスに対しては、mount-o nobarrier オプションを使ってマウント時に書き込みバリアを安全に無効にすることができます。ただし、書き込みバリアに対応していないデバイスがあります。こうしたデバイスの場合、エラーメッセージが /var/log/messages に記録されます (表21.1「ファイルシステムごとの書き込みバリアエラーメッセージ」 を参照)。

表21.1 ファイルシステムごとの書き込みバリアエラーメッセージ

ファイルシステムエラーメッセージ
ext3/ext4JBD: barrier-based sync failed on device - disabling barriers
XFSFilesystem device - Disabling barriers, trial barrier write failed
btrfsbtrfs: disabling barriers on dev device