第30章 VOD 評価

30.1. はじめに

VDOは、ブロックレベルの重複排除、圧縮、シンプロビジョニング機能をプライマリストレージで利用できるようにするソフトウェアです。VDO は、LInux デバイスマッパーフレームワーク内にインストールされます。ここでは、VDO が既存のブロックデバイスの所有権を取得し、データ効率プロパティとともに、より高度なレベルの新しいブロックデバイスに再マッピングします。特に、VDO は、10 台以上のデバイスで有効能力を倍増させることができます。このメリットを活用するには、システムリソースがさらに必要になるため、システムパフォーマンスにおける VDO の影響を測定することが不可欠です。
ほぼ間違いなくストレージベンダーは、既存の社内テストプランと、新しいストレージ製品を評価するための知識を擁しています。VDO 層は、重複排除と圧縮を識別するのに役立ちます。そのため、別のテストが必要となることがあります。効果的なテストをプランニングするには、VDO アーキテクチャーを研究し、以下の項目を探求することが必要です。
  • VDO 固有の設定プロパティ (エンドユーザーアプリケーションのパフォーマンスチューニング)
  • ネイティブ 4KB ブロックデバイスであることの影響
  • 重複排除と圧縮のアクセスパターンと分配に対するレスポンス
  • 高負荷環境におけるパフォーマンス (非常に重要)
  • アプリケーションに基づいたコスト vs 容量 vs パフォーマンスの分析
このような要素をあらかじめ考慮できなければ、特定のテストの検証を誤り、テストやデータ収集作業を顧客に繰り替えさせるといった状況が生まれます。

30.1.1. 期待されることと成果

この評価ガイドは、ベンダーの社内評価作業を置き換えるのではなく、強化することを目的としています。評価を行う人物が比較的少ない時間で、VDO の統合の正確な評価を行えるようになりmす。このガイドでは、以下を行うために設計されています。
  • エンジニアがテストデバイスから最適なレスポンスを導き出すコンフィ牛ーレション設定を特定できるようにする
  • 製品の設定ミスを回避するための基本的なパラメーターのチューニングの理解を深める
  • 「実際」のアプリケーション結果に対して比較を行うために、リファレンスとしてパフォーマンス結果ポートフォリオを作成する
  • さまざまなワークロードがパフォーマンスやデータ効率に影響を及ぼす仕組みを見いだす
  • VDO 実装で市場投入までの時間を短縮する
このテスト結果は、特定のストレージ環境に統合した際に Red Hat エンジニアが VDO の動作を理解するのに役立ちます。OEMは、重複排除と圧縮対応デバイスを設計する方法を理解します。また、それぞれの顧客がデバイスを最適に使用するためにアプリケーションをチューニングすることができます。
このドキュメントの手順は、VDO が最も実際的に評価できる状況下を生み出すように設計されています、テスト手順やパラメーターを変更すると、結果が正しくないものになる可能性があります。Red Hat セールスエンジニアは、テスト計画を変更するためのガイドを提供することができます。