Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

27.2. libStorageMgmt の用語

アレイベンダーやストレージ標準によっては、似たような機能を参照する場合に異なる用語が使用されています。このライブラリーでは、以下の用語を使用します。
ストレージアレイ
ブロックアクセス (FC、FCoE、iSCSI)、またはネットワークアタッチストレージ (NAS) を介したファイルアクセスを提供するストレージシステム。
ボリューム
ストレージエリアネットワーク (SAN) ストレージアレイは、FC、iSCSI、または FCoE などのさまざまなトランスポートを介して、Host Bus Adapter (HBA) にボリュームを公開できます。ホスト OS は、これをブロックデバイスとして扱います。multipath[2] が有効になっていれば、1 つのボリュームを多数のディスクに公開できます。
これは、論理ユニット番号 (LUN)、SNIA 用語を使用した StorageVolume、または仮想ディスクとしても知られています。
プール
ストレージ領域のグループ。ファイルシステムまたはボリュームは、プールから作成できます。プールは、ディスク、ボリューム、およびその他のプールから作成できます。プールには RAID 設定やシンプロビジョニング設定が含まれる場合もあります。
これは、SNIA 用語を使用した StoragePool としても知られています。
スナップショット
特定の時点で、読み取り専用で、領域を効率的に使用するデータのコピー。
これは、読み取り専用スナップショットとも呼ばれます。
Clone
特定の時点で、読み取りおよび書き込み可能で、領域を効率的に使用するデータのコピー。
これは、読み取りおよび書き込み可能なスナップショットとも呼ばれます。
コピー
データの完全なビット単位のコピー。領域全体を占めます。
ミラーリング
継続的に更新されるコピー (同期および非同期)。
アクセスグループ
1 つ以上のストレージボリュームへのアクセスを許可されている iSCSI、FC、および FCoE のイニシエーターのコレクション。これにより、指定のイニシエーターがアクセスできるのはストレージボリュームのみとなります。
これはイニシエーターグループとしても知られています。
アクセス許可
指定したアクセスグループまたはイニシエーターへのボリュームの公開。現在、libStorageMgmt ライブラリーは、特定の論理ユニット番号を選択する機能のある LUN マッピングに対応していません。libStorageMgmt ライブラリーを使用すると、ストレージアレイで次に割り当て可能な LUN を選択できます。SAN からの起動や、256 を超えるボリュームのマスクを設定する場合は、OS、ストレージアレイ、または HBA のドキュメントを必ずお読みください。
アクセス許可は LUN マスキングとも呼ばれます。
システム
ストレージアレイまたは直接接続ストレージ RAID を表します。
ファイルシステム
ネットワークアタッチストレージ (NAS) ストレージアレイは、NFS プロトコルまたは CIFS プロトコルのいずれかを使用して、IP ネットワークを介して、OS をホストするファイルシステムを公開できます。ホスト OS は、クライアントのオペレーティングシステムに応じて、マウントポイントまたはファイルを含むフォルダーとして扱います。
ディスク
データを保持する物理ディスク。通常、これは RAID 設定を含むプールを作成する場合に使用されます。
これは、SNIA 用語を使用した DiskDrive としても知られています。
イニシエーター
ファイバーチャネル (FC) またはファイバーチャネルオーバーイーサネット (FCoE) では、イニシエーターは World Wide Port Name (WWPN) または World Wide Node Name (WWNN) です。iSCSI では、イニシエーターは iSCSI 修飾名 (IQN) です。NFS または CIFS では、イニシエーターはホストのホスト名または IP アドレスです。
子の依存関係
一部のアレイには、作成元 (親ボリュームまたはファイルシステム) と、子 (スナップショットやクローンなど) の間に暗黙の関係があります。たとえば、依存している子が 1 つ以上ある場合は、親を削除できません。API は、このような関係が存在するかどうかを判断するメソッドと、必要なブロックを複製して依存関係を削除するメソッドを提供します。