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8.5. 一般的な NFS マウントオプション
リモートホストに NFS を使用してファイルシステムをマウントする以外にも、マウントした共有を簡単に使用できるようマウント時に指定できるオプションがあります。これらのオプションは、手動で
mount コマンド、/etc/fstab 設定、autofs などを実行する場合に使用できます。
以下に NFS マウントに一般的に使用されているオプションを示します。
- intr
- サーバーがダウンした場合やサーバーにアクセスできない場合に、NFS 要求の割り込みを許可します。
- lookupcache=mode
- 特定マウントポイントのディレクトリーエントリーのキャッシュをカーネルにどのように管理させるかを指定します。mode に使用できる引数は、
all、none、pos/positiveになります。 - nfsvers=version
- 使用する NFS プロトコルのバージョンを指定します。version は 2、3、4 のいずれかになります。複数の NFS サーバーを実行するホスト群に便利です。バージョンを指定しないと、NFS はカーネルおよび
mountコマンドで対応している最近のバージョンを使用します。versオプションはnfsversと同一であり、互換性を持たせる目的で本リリースに含まれています。 - noacl
- ACP の処理をすべてオフにします。古いバージョンの Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Linux、Solaris と連動させる場合に必要となることがあります。こうした古いシステムには、最新の ACL テクノロジーに対する互換性がないためです。
- nolock
- ファイルのロック機能を無効にします。この設定は、古いバージョンの NFS サーバーに接続する場合に必要となる場合があります。
- noexec
- マウントしたファイルシステムでバイナリーが実行されないようにします。互換性のないバイナリーを含む、Linux 以外のファイルシステムをマウントしている場合に便利です。
- nosuid
set-user-identifierまたはset-group-identifierビットを無効にします。リモートユーザーがsetuidプログラムを実行しても、必要以上の特権を得られないようにします。- port=num
port=numは、NFS サーバーポートの数値を指定します。numを0(デフォルト) にすると、mountは、使用するポート番号に関するリモートホストのrpcbindサービスのクエリーを実行します。リモートホストの NFS デーモンがそのrpcbindサービスに登録されていない場合は、標準の NFS ポート番号 TCP 2049 が代わりに使用されます。- rsize=num および wsize=num
- 一度に転送するデータブロックサイズ (num はバイト単位) を大きくすると、NFS 通信の読み込み (
rsize) と書き込み (wsize) の速度が上がります。Linux カーネルやネットワークカードが最新でないと、ブロックサイズを大きくしたときに正しく動作しなくなる場合があるため、これらの値を変更する際には注意が必要です。NFSv3 の場合、これらのパラメーターのデフォルト値はいずれも 8192 に設定されます。NFSv4 の場合は 32768 に設定されます。 - sec=mode
- デフォルト設定は
sec=sysで、ローカルの UNIX UID および GID を使用します。AUTH_SYSを使用して NFS 操作を認証します。sec=krb5は、ユーザー認証に、ローカルの UNIX UID と GID ではなく Kerberos V5 を使用します。sec=krb5iは、ユーザー認証に Kerberos V5 を使用し、データの改ざんを防ぐ安全なチェックサムを使って、NFS 動作の整合性チェックを行います。sec=krb5pは、ユーザー認証に Kerberos V5 を使用し、整合性チェックを実行し、トラフィックの傍受を防ぐため NFS トラフィックの暗号化を行います。これが最も安全な設定になりますが、パフォーマンスのオーバーヘッドも最も高くなります。 - tcp
- NFS マウントが TCP プロトコルを使用するよう指示します。
- udp
- NFS マウントが UDP プロトコルを使用するよう指示します。
オプションの完全一覧および各オプションの詳細情報は、
man mount および man nfs を参照してください。

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