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第13章 Snapper を用いたスナップショットの作成および維持

スナップショットボリュームはターゲットボリュームの指定時のコピーで、ファイルシステムを以前の状態に戻す方法を提供します。Snapper は、Btrfs およびシンプロビジョニング対応 LVM ファイルシステムのスナップショットを作成および維持するコマンドラインツールです。

13.1. 初期の Snapper セットアップ

Snapper には、Snapper が操作を行う各ボリュームにそれぞれ設定ファイルが必要です。設定ファイルは手動で設定する必要があります。デフォルトでは、root ユーザーだけが snapper コマンドを実行できます。
Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux 7 で Snapper と ext4 ファイルシステムを使用することを推奨します。障害の原因となる容量不足の問題を防ぐため、プールの空き容量を監視する場合のみ lvm-thin ボリュームで XFS ファイルシステムを使用するようにしてください。
Btrfs ツールおよびファイルシステムはテクノロジープレビューとして提供されるため、実稼働システムでの使用には適していないことに注意してください。
root 以外のユーザーまたはグループが特定の Snapper コマンドを実行できるようにすることは可能ですが、特権のないユーザーやグループのパーティションは昇格しないことが推奨されます。特権を昇格すると SELinux をすり抜けることとなり、セキュリティーのリスクを伴う可能性があります。sudo インフラストラクチャーの使用を検討することを、セキュリティー部門に相談することが推奨されます。

手順13.1 Snapper 設定ファイルの作成

  1. 以下のいずれかを作成または選択します。
    • Red Hat がサポートするファイルシステムが構築されたシンプロビジョニング対応の論理ボリューム
    • Btrfs サブボリューム
  2. ファイルシステムをマウントします。
  3. このボリュームを定義する設定ファイルを作成します。
    LVM2 の場合
    # snapper -c config_name create-config -f "lvm(fs_type)" /mount-point
    Btrfs の場合
    # snapper -c config_name create-config -f btrfs /mount-point
    • -c config_name オプションは設定ファイルの名前を指定します。
    • create-config は、設定ファイルの作成を Snapper に指示します。
    • -f file_system は、使用するファイルシステムを Snapper に指示します。省略すると、Snapper はファイルシステムの検出を試みます。
    • /mount-point は、サブボリュームまたはシンプロビジョニング対応 LVM2 ファイルシステムがマウントされた場所を指定します。
    たとえば、ext4 ファイルシステムが構築され、/lvm_mount にマウントされた LVM2 サブボリュームに lvm_config という名前の設定ファイルを作成するには、以下を使用します。
    # snapper -c lvm_config create-config -f "lvm(ext4)" /lvm_mount
    /btrfs_mount にマウントされた Btrfs サブボリュームに btrfs_config という名前の設定ファイルを作成するには、以下を使用します。
    # snapper -c btrfs_config create-config -f btrfs /btrfs_mount
設定ファイルは /etc/snapper/configs/ ディレクトリーに保存されます。