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25.15. iSCSI 相互接続のスキャン
iSCSI では、新しいストレージが追加されたことを示す iSCSI 非同期イベントがターゲットによって送信されると、スキャンが自動的に行われます。
ただし、ターゲットが iSCSI 非同期イベントを送信しない場合は
iscsiadm
ユーティリティーを使って手作業でスキャンを行う必要があります。スキャンを行う前に、適切な --targetname
--portal
の値をまず取得する必要があります。ご使用のデバイスモデルが 1 ターゲットに 1 論理ユニットとポータルのみをサポートしている場合は、以下のように iscsiadm
を使ってホストに対し sendtargets
コマンドを発行します。
# iscsiadm -m discovery -t sendtargets -p target_IP:port [5]
出力は以下のような形式になります。
target_IP:port,target_portal_group_tag proper_target_name
例25.11 iscsiadm
を使用した sendtargets
コマンドの発行
たとえば、
proper_target_name
が iqn.1992-08.com.netapp:sn.33615311
で target_IP:port
が 10.15.85.19:3260
になるターゲットでは出力は次のようになります。
10.15.84.19:3260,2 iqn.1992-08.com.netapp:sn.33615311 10.15.85.19:3260,3 iqn.1992-08.com.netapp:sn.33615311
上記の例では、 ターゲットにはポータルが 2 つあり、
target_ip:port
にはそれぞれ 10.15.84.19:3260
と 10.15.85.19:3260
を使用しています。
各セッションに使用される
iface
構成を表示させる場合は -P 1
オプションを追加します。このオプションにより、セッション情報が以下のようにツリー形式で表示されます。
Target: proper_target_name Portal: target_IP:port,target_portal_group_tag Iface Name: iface_name
例25.12 iface
構成の表示
たとえば、
iscsiadm -m discovery -t sendtargets -p 10.15.85.19:3260 -P 1
の場合、出力は以下のようになります。
Target: iqn.1992-08.com.netapp:sn.33615311 Portal: 10.15.84.19:3260,2 Iface Name: iface2 Portal: 10.15.85.19:3260,3 Iface Name: iface2
上記から、ターゲットの
iqn.1992-08.com.netapp:sn.33615311
はその iface
に iface2
を使用していることがわかります。
デバイスモデルによっては、1 つのターゲットに複数の論理ユニットやポータルがあるものがあります。この場合、最初に
sendtargets
コマンドをホストに発行して、ターゲット上で新しいポータルを探します。次に既存のセッションを再スキャンするのに以下を使用します。
# iscsiadm -m session --rescan
セッションの
SID
値を以下のようにして指定することで特定セッションの再スキャンを実行することもできます。
# iscsiadm -m session -r SID --rescan[7]
複数のターゲットに対応するデバイスの場合、
sendtargets
コマンドをホストに実行し、各ターゲット の新しいポータルを探す必要があります。--rescan
オプションを使用して既存のセッションを再スキャンし、既存セッションの新しい論理ユニットを検索します。
重要
--targetname
と --portal
の値の取得に使用する sendtargets
コマンドにより /var/lib/iscsi/nodes
データベースのコンテンツが上書きされます。このデータベースは /etc/iscsi/iscsid.conf
内の設定を使って再設定されることになります。ただし、セッションが現在ログイン中で使用されている場合は再設定は行われません。
新しいターゲットやポータルの追加や古いターゲットやポータルの削除を安全に行うには、
-o new
オプションと -o delete
オプションをそれぞれ使用します。たとえば、新しいターゲットやポータルを /var/lib/iscsi/nodes
を上書きせずに追加する場合は次のコマンドを使用します。
iscsiadm -m discovery -t st -p target_IP -o new
検索中にターゲットが表示しなかった
/var/lib/iscsi/nodes
のエントリーを削除するには、次を使用します。
iscsiadm -m discovery -t st -p target_IP -o delete
次のようにして、両方のタスクを同時に行うこともできます。
iscsiadm -m discovery -t st -p target_IP -o delete -o new
sendtargets
コマンドにより次のような出力が生成されます。
ip:port,target_portal_group_tag proper_target_name
例25.13 sendtargets
コマンドの出力
たとえば、ターゲット、論理ユニット、およびポータルが 1 つで
target_name
が equallogic-iscsi1
になるデバイスの場合、出力は次のようになります。
10.16.41.155:3260,0 iqn.2001-05.com.equallogic:6-8a0900-ac3fe0101-63aff113e344a4a2-dl585-03-1
これで iSCSI デバイスの手作業によるスキャンを行うために必要な
--targetname
と --portal
の適切な値を確認できました。次のコマンドを実行します。
# iscsiadm --mode node --targetname proper_target_name --portal ip:port,target_portal_group_tag \ --login [8]
例25.14 iscsiadm
コマンド
前述の例を使用すると (
proper_target_name
は equallogic-iscsi1
)、このコマンドは以下のようになります。
# iscsiadm --mode node --targetname \ iqn.2001-05.com.equallogic:6-8a0900-ac3fe0101-63aff113e344a4a2-dl585-03-1 \ --portal 10.16.41.155:3260,0 --login[8]
[7]
For information on how to retrieve a session's SID value, refer to 「iSCSI API」.
[8]
This is a single command split into multiple lines, to accommodate printed and PDF versions of this document. All concatenated lines — preceded by the backslash (\) — should be treated as one command, sans backslashes.
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