17.7. 高度な RAID デバイスの作成

インストール完了後では作成できないアレイ上にオペレーティングシステムをインストールしたい場合があります。 一般的には /boot や root ファイルシステムを複雑な RAID デバイス上にセットアップする場合などです。 このような場合、 Anaconda ではサポートしていないアレイオプションを使わなければならない場合があります。 これを回避する策として次の手順を行います。

手順17.1 高度な RAID デバイスの作成

  1. 通常通りにインストールディスクを挿入します。
  2. 最初に起動した時点で、 インストールアップグレード ではなく レスキューモード を選択します。 レスキューモード でシステムが完全に起動すると、 コマンドラインターミナルが表示されます。
  3. このターミナルで parted を使用し、RAID パーティションを目的のハードドライブ上に作成します。次に、mdadm を使用し、使用できるすべての設定およびオプションを使ってこれらのパーティションから RAID アレイを手作業で作成します。実行方法の詳細については、12章パーティションman parted、および man mdadm を参照してください。
  4. アレイを作成したら、オプションでアレイ上にファイルシステムを作成することもできます。
  5. コンピューターを再起動して、今度は インストールアップグレード を選択し通常通りにインストールを行います。 Anaconda によってシステム内のディスクが検索され、すでに存在している RAID デバイスが検出されます。
  6. システム内のディスクの使い方に関しては、カスタムレイアウト を選択して 次へ をクリックします。デバイスの一覧にすでに存在している MD RAID デバイス群が表示されます。
  7. RAID デバイスを選択し、編集 をクリックしてそのマウントポイントと (オプションで) 使用するファイルシステムのタイプを設定し 完了 をクリックします。Anaconda によりすでに存在しているこの RAID デバイスへのインストールが行われ、レスキューモード で作成したときに選択したカスタムオプションが維持されます。

注記

制約のあるインストーラーの レスキューモードman ページは含まれません。man mdadm および man md にはいずれもカスタム RAID アレイを作成する場合に役立つ情報が記載されているため、回避策を講じている間に必要となる場合があります。このような場合には、 man ページを表示させたマシンにアクセスをしておくか、レスキューモード で起動してカスタムアレイを作成する前に man ページを印刷しておくと便利です。