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23.5. 論理ボリュームマネージャー

LVM は、カーネルの DM デバイスを管理するのに使用されるユーザー空間ツールを提供します。LVM は、LVM が管理するデバイスに関連付けられたゼロ以外の alignment_offset を考慮して、(特定の DM デバイスが使用する) データ領域の開始をシフトします。これは、論理ボリュームが適切に配置される (alignment_offset=0) ことを意味します。
デフォルトでは、LVM は任意の alignment_offset を調整しますが、この動作は /etc/lvm/lvm.confdata_alignment_offset_detection0 に設定することで無効にできます。これを無効にすることは推奨されません。
LVM は、デバイスの I/O ヒントも検出します。デバイスのデータ領域の開始は、sysfs で公開される minimum_io_size または optimized_io_size の倍数になります。optimal_io_size が定義されていない場合 (つまり 0)、LVM は minimum_io_size を使用します。
デフォルトでは、LVM はこれらの I/O ヒントを自動的に決定しますが、この動作は /etc/lvm/lvm.confdata_alignment_detection0 に設定することで無効にできます。これを無効にすることは推奨されません。