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第26章 Device Mapper Multipathing (DM Multipath) と仮想マシン用のストレージ

Red Hat Enterprise Linux 7 は、DM Multipath および 仮想マシン用のストレージ に対応しています。

26.1. 仮想マシン用のストレージ

Red Hat Enterprise Linux 7 は、仮想ストレージ用に以下のファイルシステムまたはオンラインストレージ方式をサポートしています。
  • ファイバーチャンネル
  • iSCSI
  • NFS
  • GFS2
Red Hat Enterprise Linux 7 の仮想化では、libvirt を使用して仮想インスタンスを管理します。libvirt ユーティリティーは、ストレージプール の概念を使用して、仮想化ゲストのストレージを管理します。ストレージプールは、小さなボリュームに分割したり、ゲストに直接割り当てたりできるストレージです。ストレージプールのボリュームは、仮想ゲストに割り当てることができます。利用可能なストレージプールのカテゴリーは以下のとおりです。
ローカルストレージのプール
ローカルストレージには、ホスト、ローカルディレクトリー、直接接続のディスク、および LVM ボリュームグループに直接接続されているストレージデバイス、ファイル、またはディレクトリーが含まれます。
ネットワーク (共有) ストレージプール
ネットワークストレージは、標準プロトコルを使用して、ネットワーク上で共有されるストレージデバイスをカバーします。これには、ファイバーチャネル、iSCSI、NFS、GFS2、および SCSI RDMA プロトコルを使用する共有ストレージデバイスが含まれ、ホスト間で仮想化ゲストを移行するための要件になります。
Red Hat Enterprise Linux がサポートするストレージプールのタイプに関する詳細は、Red Hat Virtualization Deployment and Administration Guideを参照してください。