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26.1.
第26章 外部アレイ管理 (libStorageMgmt)
Red Hat Enterprise Linux 7 には、
libStorageMgmt という新たな外部アレイ管理パッケージが標準装備されています。
26.1. libStorageMgmt とは
libStorageMgmt パッケージは、ストレージアレイから独立したアプリケーションプログラミングインターフェース (API) です。この API は安定して一貫性があるため、開発者はプログラミングを用いて異なるストレージアレイを管理し、そのハードウェアで加速化された機能を利用できます。
このライブラリーは、よりレベルが高い管理ツール向けビルディングブロックとして使用されます。さらに、エンドシステムの管理者は、ストレージを手動で管理し、ストレージ管理タスクをスクリプトで自動化するためのツールとして、このライブラリーを使用することもできます。
libStorageMgmt パッケージにより、以下のような操作が可能になります。
- ストレージプール、ボリューム、アクセスグループ、またはファイルシステムの一覧表示。
- ボリューム、アクセスグループ、ファイルシステム、または NFS エクスポートの作成および削除。
- ボリューム、アクセスグループ、またはイニシエーターへのアクセスの付与および削除。
- スナップショット、クローン、およびコピーによるボリュームの複製。
- アクセスグループの作成および削除、ならびにグループのメンバーの編集。
すべての操作がアレイ上で行なわれるため、CPU や相互接続帯域幅などのサーバーリソースは使用されません。
パッケージに含まれているもの:
- クライアントアプリケーションおよびプラグインの開発者向けの安定した C および Python API。
- ライブラリーを使用するコマンドラインインターフェース (
lsmcli)。 - プラグインを実行するデーモン (
lsmd)。 - クライアントアプリケーションのテストを許可するシミュレーターのプラグイン (
sim)。 - アレイとのインターフェース用のプラグインのアーキテクチャー。
警告
このライブラリーとその関連ツールには、それが管理するアレイ上にあるすべてのデータを破棄する機能があります。論理エラーを削除するため、本番稼働システムを使用して作業する前に、ストレージシミュレーターのプラグインに対してアプリケーションとスクリプトの開発とテストを行うことが推奨されます。また、本番への導入前に、実際の非本番稼働ハードウェアでアプリケーションとスクリプトのテストを行うことも、可能な場合には強く推奨されます。
Red Hat Enterprise Linux 7 の
libStorageMgmt パッケージは、REPORTED LUNS DATA HAS CHANGED という unit attention に対処する、デフォルトの udev ルールを追加します。
ストレージの設定が変更すると、Unit Attention ASC/ASCQ コードの 1 つが変更を報告します。その後 uevent が生成され、
sysfs によって自動的に再スキャンされます。
/lib/udev/rules.d/90-scsi-ua.rules ファイルには、カーネルが生成できる他のイベントを列挙するサンプルルールが含まれます。
libStorageMgmt ライブラリーでは、プログインのアーキテクチャーを使用してストレージアレイの相違点に対応します。libStorageMgmt プラグインとその作成方法については、Red Hat の『開発者ガイド』 を参照してください。

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