Red Hat Training

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第12章 パーティション

parted ユーティリティーを使用すると、以下を実行できます。
  • 既存パーティションテーブルの表示
  • 既存パーティションのサイズ変更
  • 空き領域または他のハードドライブからの、パーティションの追加
parted パッケージは、Red Hat Enterprise Linux のインストール時にデフォルトでインストールされています。parted を開始するには、root としてログインして、シェルプロンプトで parted /dev/sda コマンドを入力します (/dev/sda は、設定するドライブのデバイス名です)。
パーティションのあるデバイスが使用中の場合は、そのパーティションの削除やサイズ変更を実行することができません。使用中のデバイスに新規パーティションを作成することはできますが、推奨はされません。
使用の終了が予定されるデバイス上のパーティションは、いずれもマウントすべきではなく、そのデバイスで swap 領域を有効にしないでください。
さらに、使用中はパーティションテーブルを修正すべきではありません。カーネルが変更を正しく認識できない可能性があるためです。パーティションテーブルが、マウント済みのパーティションの実際の状態と一致しないと、情報が誤ったパーティションに書き込まれる可能性があり、データの消失および上書きが発生する可能性があります。
これを実行する最も簡単な方法は、システムをレスキューモードで起動することです。ファイルシステムのマウントを求めるプロンプトが表示されたら、Skip を選択します。
また、デバイスに、使用中のパーティション (ファイルシステムを使用するか、またはアンマウント状態からロックするシステムのプロセス) が含まれない場合は、umount コマンドを使用してそれらのパーティションをアンマウントしてから swapoff コマンドを使用し、ハードドライブ上のすべての swap 領域をオフにします。
表12.1「parted コマンド」 には、一般的に使用される parted コマンドが示されています。ここに記載されているコマンドおよび引数の一部については、その後のセクションで詳しく説明します。

表12.1 parted コマンド

コマンド詳細
check minor-numファイルシステムに対して簡単なチェックを実行します。
cp from toパーティション間で、ファイルシステムをコピーします。fromto には、パーティションのマイナー番号が入ります。
help利用可能なコマンドの一覧を表示します
mklabel labelパーティションテーブル用のディスクラベルを作成します
mkfs minor-num file-system-typeタイプ file-system-type のファイルシステムを作成します。
mkpart part-type fs-type start-mb end-mb新しいファイルシステムを作成せずに、パーティションを作成します
mkpartfs part-type fs-type start-mb end-mbパーティションを作成し、かつ指定されたファイルシステムを作成します
move minor-num start-mb end-mbパーティションを移動します
name minor-num nameMac と PC98 のディスクラベル用のみのパーティションに名前を付けます
printパーティションテーブルを表示します
quitparted を終了します
rescue start-mb end-mbstart-mb から end-mb へ、消失したパーティションを復旧します。
resize minor-num start-mb end-mbstart-mb から end-mb へ、パーティションのサイズを変更します
rm minor-numパーティションを削除します
select device設定する別のデバイスを選択します
set minor-num flag stateパーティションにフラグを設定します。state はオンまたはオフのいずれかになります
toggle [NUMBER [FLAG]パーティション NUMBER 上の FLAG の状態を切り替えます
unit UNITデフォルトのユニットを UNIT に設定します

12.1. パーティションテーブルの表示

parted を開始した後に、コマンド print を使用して、パーティションテーブルを表示します。以下のようなテーブルが表示されます。

例12.1 パーティションテーブル

Model: ATA ST3160812AS (scsi)
Disk /dev/sda: 160GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: msdos

Number  Start   End    Size    Type      File system  Flags
 1      32.3kB  107MB  107MB   primary   ext3         boot
 2      107MB   105GB  105GB   primary   ext3
 3      105GB   107GB  2147MB  primary   linux-swap
 4      107GB   160GB  52.9GB  extended		      root
 5      107GB   133GB  26.2GB  logical   ext3
 6      133GB   133GB  107MB   logical   ext3
 7      133GB   160GB  26.6GB  logical                lvm
最初の行には、ディスクタイプ、製造元、モデル番号とインターフェースが含まれ、2 行目にはディスクラベルのタイプが表示されます。4 行目以下の残りの出力でパーティションテーブルが表示されます。
パーティションテーブルでは、パーティション numberマイナー 番号を示します。たとえば、マイナー番号が 1 のパーティションは /dev/sda1 に相当します。StartEnd の値は、メガバイト単位の値になります。有効な Type として、metadata (メタデータ)、free (空き領域)、primary (プライマリー)、extended (拡張)、logical (論理) を使用できます。Filesystem は、ファイルシステムのタイプを示し、以下のいずれかになります。
  • ext2
  • ext3
  • fat16
  • fat32
  • hfs
  • jfs
  • linux-swap
  • ntfs
  • reiserfs
  • hp-ufs
  • sun-ufs
  • xfs
デバイスの Filesystem に値が示されていない場合は、そのファイルシステムが不明であることを示します。
Flags 列には、パーティションのフラグセットが一覧表示されます。利用可能なフラグには、boot、root、swap、hidden、raid、lvm または lba が含まれます。

注記

parted を再度開始せずに、異なるデバイスを選択するには、select コマンドにデバイス名 (例: /dev/sda) を付けて実行すると、そのデバイスのパーティションテーブルを表示したり、設定したりできるようになります。