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3.8. XFS ファイルシステムのその他のユーティリティー

Red Hat Enterprise Linux 7 には XFS ファイルシステム管理用のユーティリティーが他にもあります。
xfs_fsr
マウントしている XFS ファイルシステムのデフラグを行う際に使用します。引数を指定せずに呼び出すと、xfs_fsr はマウントしているすべての XFS ファイルシステム内にあるすべての通常ファイルのデフラグを行います。このユーティリティーでは、ユーザーによるデフラグの一時停止や、一時停止した部分からのデフラグの再開が可能です。
さらに、xfs_fsr /path/to/file のように指定すると、xfs_fsr で 1 つのファイルのみをデフラグできます。XFS はデフォルトで断片化の発生を防ぐため、ファイルシステム全体を定期的にデフラグしないことが推奨されます。システム全体でデフラグを行うと、空き領域が断片化する可能性があります。
xfs_bmap
XFS ファイルシステム内のファイル群で使用されているディスクブロックのマップを表示します。指定したファイルによって使用されているエクステントや、該当するブロックがないファイルの領域 (ホール) を一覧表示します。
xfs_info
XFS ファイルシステムの情報を表示します。
xfs_admin
XFS ファイルシステムのパラメーターを変更します。xfs_admin ユーティリティーで変更できるのは、アンマウントされているデバイスやファイルシステムのパラメーターのみです。
xfs_copy
XFS ファイルシステム全体のコンテンツを 1 つまたは複数のターゲットに同時にコピーします。
また、XFS ファイルシステムのデバッグや分析を行う際に以下のユーティリティーが役に立ちます。
xfs_metadump
XFS ファイルシステムのメタデータをファイルにコピーします。Red Hat では、アンマウントされているファイルシステムや読み取り専用のマウントされているファイルシステムをコピーする場合にのみ xfs_metadump ユーティリティーの使用をサポートしています。これ以外のファイルシステムにこのユーティリティーを使用すると、破損したダンプまたは整合性のないダンプが生成される可能性があります。
xfs_mdrestore
XFS メタダンプイメージ (xfs_metadump で生成されたイメージ) をファイルシステムのイメージに復元します。
xfs_db
XFS ファイルシステムのデバッグを行います。
上記のユーティリティーの詳細は、各 man ページをご覧ください。